東日本大震災に際しては、ご心配をいただき大変ありがとうございます。
助教の西谷先生の尽力でホームページを更新することができたので、
この機会にご挨拶申し上げます。
東北大学の中でも、ここ農学部のキャンパスは比較的被害が少なくてすみました。
当研究室では幸い人的被害はなく、薬品がこぼれたり、廊下に積んでいたサンプル
が落ちて壊れるなどの被害があった程度です。しかし、女川のフィールドセンター
（実験所）に置いていた観測・採集器具類（ネットや採水器など）は流されて
しまったので、買い揃えているところです。
私は、疲れと普段からあまり水分を取らない生活習慣が災いしてか、急性膵炎で
２週間入院することになってしまいました。
今年度の授業は４月末から始まりました。２ヶ月の夏休みを確保するため、
土曜日も授業や学生実験があり、職員・学生とも少し疲れが出ているところです。
忙しい時期も終わり、もうすぐ夏休みを迎えようとしています。
２学期には正常な授業日程に戻ると思います。
女川湾での調査も開始しています。当初、船（和船）が使えなかったので岸壁から
の調査でしたが、７月から和船を使った定点調査を始めることができました。
今後も定期的に調査を行って低次生産層の回復過程を追跡調査していく予定です。
現在、研究室はスタッフ３人が揃って、学生・院生も増えつつあります。
分子生物学的手法も取り入れた生物海洋学を展開しようと考えています。
今後ともご指導・ご鞭撻お願い申し上げます。
分野主任 遠藤宜成