試料作製方法

 

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このページにこれから徐々に一般的な試料作製方法について紹介していきたいと思っています。電顕観察用の試料を作製する場合、同じ植物の葉を観察するとしても、葉の大きさや厚みが違うと各処理に必要な時間や回数が違うことが考えられます。化学実験とは違って、明確なプロトコールが存在しないのはそのためです。ですので、ここに書いてあることだけをうのみにせず、対象となる試料に関する過去の論文なども参考にし、回数を重ねながら自分だけのプロトコールを作り上げて下さい。

電子顕微鏡に関する書籍や論文等に記載されている固定液等の作製にはカコジル酸緩衝液が用いられているものがありますが、毒性が強く取り扱いが難しいので、リン酸緩衝液に置き換えて試薬を作製して下さい。

 

 

SEMについて】  基本  

・各種動物の臓器 − 基本のとおり

・各種植物 − 花粉と枯葉・乾燥根以外の部分は、基本のとおり。

・微生物(大腸菌・乳酸菌等) − 必要に応じて、「基本」の@〜Eを行ったものをカバーガラスかスライドガラス上に滴下する。自然乾燥後、基本G以降を行う。

 

 

*乾燥しているものや骨格の固いものなどは改めて乾燥する必要はないので、基本のG以降を行う(金属は蒸着なし)。

 例)花粉、枯葉、乾燥した植物の根、毛髪(動物の毛も含む)、貝殻、紙、金属・・・・・。

 

 

TEMについて】  基本  

*電子染色を行うもの

・動物、植物に関係なく、全ての超薄切片は基本のとおり。

 

 

*ネガティブ染色を行うもの

・微生物(大腸菌・乳酸菌等) − 必要に応じて、「基本」の@〜Eを行ったものをグリッド上に滴下する。染色 → 自然乾燥 → 観察。

・ウイルス、ファージ − 懸濁液を固定等の処理をせずにそのまま親水化処理をしたグリッドに滴下。染色 → 自然乾燥 → 観察。

 

 

*染色を行わないもの