酢酸ウランの使用について

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透過電子顕微鏡切片の染色に使用されている酢酸ウランは、原子力基本法3条で「核燃料物質」に指定されていて、「国際規制物資」の一つです。国際規制物資とは、核燃料物質や原子力関連の資材等が核兵器の製造等に悪用されないようにするため国際的に管理することが求められている物資のことをいい、原子炉等規制法(正式名称:核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律)第二条第九項に定義されています。

現在、当電子顕微鏡室には超薄切片染色のための酢酸ウランは充分な量があります。酢酸ウランは、一般の実験室で使用することは法律上、何の問題もありませんが、酢酸ウラン使用の際に発生した廃棄物は全て当室で永久保管しなければならないことやより安全な管理が求められる薬品であることから、酢酸ウランによる超薄切片の染色を希望される場合は、まず他の染色剤を使用して頂き、どうしてもうまく染色できない場合にのみ使用するようお願いしております。

酢酸ウランを使用する場合は、関係各法律・省令・規則等、関係学会等が作成し文科省へ提出したマニュアルおよび研究科教授会で承認されている「東北大学大学院農学研究科における核燃料物質の管理と使用に関する申し合わせ」に基づいて、以下の通り手続を行って頂きます。

なお、今後、関係各法令等が変更された場合は、直ちにそれに従うこととします。

 

 

1.      核燃料物質「酢酸ウラン」払出申請書に記入して下さい(裏面は払出および廃棄物持ち込みの記録になっています)。

2.      記入済みの申請書を電顕室にお持ち頂いてから、当室保管の「酢酸ウラニル払出簿(控)」をお渡ししますので、分野責任者および国際規制物資計量管理責任者(電子顕微鏡運営委員長)の印をもらって下さい。

3.      押印された酢酸ウラニル払出簿(控)を当室にお持ち頂き、酢酸ウランの払出を行います。計量に必要な薬さじ・容器等は持参して下さい。持ち出す量は必要最少量でお願いします。

4.      使用者の研究室で酢酸ウラン染色液を調整し、染色を行います。

5.      使用時に生じた廃棄物は袋にまとめ、分野名および分野責任者氏名をはっきりと記入し電子顕微鏡室に持ち込んで下さい(申請書裏面に記入)。廃棄物の持ち込みは、その都度でも実験が全て終了した後でもどちらでも構いません。

6.      不要になった少量の染色液はろ紙に吸収させ、上記5の廃棄物として処理をして下さい。