用語解説 な行


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日長(キーワード;限界日長
 読んで字の如く日の長さ(^-^).昼間の長さのこと.植物は成長の各ステージで日長が長いか短いかを感じ取って次のステージに進んだり,休眠したりする.例えば,花芽を形成する場合,絶対的(あるいは質的)長日[短日]植物では,日長時間がある一定の長さより長くなったとき[短くなったとき]にしか花芽を形成しない.このある一定の長さの日長のことを限界日長という.正確には,植物は「昼(明期)の長さ」よりも「夜(暗期)の長さ」に反応して花芽を形成する.すなわち,長日植物では暗期が短くなったときに,短日植物では暗期が長くなったときに花芽を形成する.(西)


日長処理
1.植物の成長には日長が影響を及ぼしている.この日長を人為的に制御して成長をコントロールする技術が日長処理である.例えば,短日植物では人工光で自然日長を延長して花芽形成を抑制する栽培が行われている(長日処理).逆に,短日植物花芽形成を促進させるために遮光する場合もある(短日処理).
2.園芸学会では「東北大方式(S氏談)」とまで言われる,本研究室では格式高く,優美,華麗で伝統的でありながらシンプルな実験方法.この日長処理実験のため,学生は午前9時までに通学しなければなりません.規則正しい生活を送れるとても有意義な実験ですが,敬遠したがる学生が多いのも事実です.(西)


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