 | ムクゲ(Hibiscus syriacus L.) アオイ科
中国原産といわれる.花弁は5枚を基本としている.こちらの写真のように弁化(雄しべ,雌しべ,萼片などが変化して花弁状になること.この場合は雄しべの弁化)が見られる品種もある(品種は不明).こちらは白色の花(品種は不明). 1999年8月22〜29日 農学部構内にて撮影 |
 | サルスベリ(Lagerstroemia indica L.) ミソハギ科
中国原産.別名のヒャクジッコウ(百日紅)は夏の間花が咲き続くことに由来する. 1999年8月29日〜9月5日 農学部構内にて撮影 |
 | ツユクサ(Commelina communis L.) ツユクサ科
東アジアの温帯,暖帯に広く分布する.朝早く開花し,午後にはしぼんでしまう.英名の「dayflower」には,「咲いた日にしぼむ花」という意味もある. 1999年8月29日 農学部圃場にて撮影 |
 | セキチク(Dianthus chinensis L.) ナデシコ科
中国原産の多年草.別名はカラナデシコ(唐撫子).写真はゴスンセキチク(五寸石竹).サンズンセキチク(三寸石竹)もあるが,これらは草丈によって区別されている. 1999年10月3日 農学部圃場にて撮影 |
 | カワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) F. N. Williams) ナデシコ科
エゾカワラナデシコの変種で,別名ナデシコまたはヤマトナデシコ(大和撫子).日本全土の山野,河原に見られる.ヤマトナデシコという呼称は,中国から渡来してきたセキチク(カラナデシコ)と区別するためのもの. 1999年 9月上旬頃 農学部圃場にて撮影 |
 | キバナセンニチコウ(Gomphrena haageana Klotzshch) ヒユ科
テキサス〜メキシコ原産の多年草.オレンジ色のものが苞(ほう)で,苞の先端に付いているように見える黄色いものが花.花期が長く,ドライフラワーとしても利用できる. 1999年8月25日 農学部圃場にて撮影 |
 | リンドウ(Gentiana scabra Bunge) リンドウ科
アフリカを除く世界各地に自生する.切り花向けはエゾリンドウとエゾオヤマリンドウを中心に改良が進んだ.根が薬用に用いられるが,龍の肝ほど苦いことから,漢名では「竜胆」と書く. 1999年9月5日 農学部圃場にて撮影 |
 | コルチカム(Colchicum L.) ユリ科 品種‘Waterlily’
和名はイヌサフラン.花壇等に植えると,秋には葉が出ず花だけ咲き,冬になると葉が出る.水や肥料を与えず,机の上などに置いておくだけでも開花する(写真).写真の品種の‘Waterlily’は,C. autumnale‘Alubum’の花粉をC. speciosum‘Alubum’に受粉して作出された交雑品種. 1999年10月3日 農学部圃場にて撮影 |
 | キンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus Makino) モクセイ科
中国原産.日本に導入されたのは明治に入ってからといわれる.雌雄異株であるが,日本では雄性化してしまう(原因不明).花びらのように見えるのは萼であり,花びらはない.普通,花は葉腋に着くが,枝の途中に咲いていることもある(こちらの写真の右端の花の集まり).これは,幹生花と呼ばれ,前年に分化した花芽が何らかの理由でその年に開花せずに翌年開花したもので,このときには葉が落ちているため枝に直接着生しているように見える.熱帯多雨林原産の樹木に多い特性である. 1999年9月26日 農学部構内にて撮影 |
 | ファレノプシス(コチョウラン)(Phalaenopsis ) ラン科
ヒマラヤからオーストラリアにかけて40種ほどが原産する.蝶に似た姿からコチョウラン(胡蝶蘭)の名が付けられた.属名は,ギリシア語のphalaina(蛾)に由来する.英名は「Moth orchid」で,これも「蛾の(形をした)ラン」である. 1999年9月上旬頃 研究室内にて撮影 |
 | ミヤギノハギ(Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai) マメ科
ハギ属の一種.ハギ属は低木または多年草で,東アジアと北アメリカに約40種が自生する.ミヤギノハギは,宮城県の県花.余談だが,東北大学学生歌の2番の出だしは,「萩の薫るこの宮城野…」である. 1999年9月26日 農学部構内にて撮影 |
 | サフラン(Crocus sativus) アヤメ科 地中海東部が原産.雌しべ(花柱枝)は薬,香辛料,染料等に用いることができる.
1999年10月31日 農学部圃場にて撮影 |
 | アルストレメリア(Alstroemeria L.) アルストレメリア科
南アフリカや南アメリカに分布する.本によっては「アルストロメリア」と紹介されているが,属名はアルストレーメルというスウェーデンの植物学者に由来するようである.日本では比較的最近(15年ほど)注目されるようになったが,現在は周年利用できる.葉柄がねじれているのが特徴(写真) 1999年11月4日 撮影 |