東北大学 大学院生命科学研究科

 生 命 素 子 機 能 分 野 Laboratory of Functional Biomolecules

 タンパク質は食品の主要栄養素であり,体の消化器官でアミノ酸に分解されたあと,ふたたびわれわれ一人ひとりがもっている遺伝子の設計図に基づいて生命の営みに必要なタンパク質に作り替えられる。それらのタンパク質は,体のかたちをつくるのに必要なもの,酵素のように触媒として働くもの,ホルモンのように情報を伝えるもの,抗体のように体を護るために働いているものなど,多種多様である。さらに,タンパク質の設計図は進化の過程で生物ごとに少しずつ変化しており,性質や働き方も異なる。したがって,タンパク質がもっている多様な性質や働きをわれわれの生活に役立てるためには,タンパク質の構造と性質・機能の関係を先ず解き明かすことが必須であり,得られる情報は応用面だけでなく,生命現象や生物進化の解析にも使うことができるので,われわれは,タンパク質科学に関する多面的な取り組みを行なっている。

研究内容

東北大学大学院生命科学研究科分子生命科学専攻

生命有機情報科学講座 生命素子機能分野

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