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2015/04/28

宮澤陽夫教授(東北大学未来科学技術共同研究センター・大学院農学研究科)が平成27年度春紫綬褒章を受章

宮澤陽夫教授は、永年にわたり、食品学の教育、研究に努め、食品劣化や生体の細胞障害に関与する過酸化脂質を高感度に定量できるCL(化学発光)-HPLC法と装置を開発すると共に、ヒト血漿に過酸化リン脂質であるホスファチジルコリンヒドロペルオキシドが存在することを証明した。正確な定量に必要な過酸化脂質の安定高純度標品の合成にも成功し、さらに過酸化脂質異性体分子種解析のためのLC-MS/MS(質量分析)法を開発した。この解析技術を基礎にして、食品酸化劣化の防止、ヒトの加齢老化、脂質代謝異常、動脈硬化、高血糖、癌、認知症における膜脂質過酸化とその分子機構を解明し、食品による防御機能を明らかにしてきた。多様な食品成分とその代謝物の定量法を開発し、食品の健康機能を明らかにする一方、稲の新規ビタミンE合成酵素の発見、高血糖な血液に糖化脂質の発見、アルツハイマー病新規血液バイオマーカーmicroRNAの発見、日本食による健康有益性の遺伝子網羅的解析による証明など、食品による健康増進と疾病予防のための機能性研究を展開し、特定保健用食品を含む多くの新食品開発に貢献した。また、アジア栄養学会議や国際栄養学会議の日本誘致に成功し、我が国の食品学の国際展開に貢献した。

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