研究者の卵ボイス

サケの研究を通じて漁業への貢献を

2017年度
水産資源生態学分野 博士課程前期2年

金戸悠梨子

写真:小舘愛

私は高校二年生の春に地元の岩手県で東日本大震災を経験し、東北で漁業の勉強をして復興に貢献したいと考え、東北大学農学部に進学しました。私の研究対象であるサケは古くから東北で親しまれてきた魚であり、現代においても漁業だけではなく地元の水産加工場や流通も含めて地域の産業を支えている重要な魚の一つです。
しかしサケは現在資源量が減少局面にあり、精度の高い年齢組成のデータが必要とされています。卒論研究としてサケの耳石を用いた年齢査定法の検討に取り組み、従来の鱗による年齢査定の他に、新しく耳石薄片法による正確な年齢査定が可能であることを明らかにしました。
平成28年度日本水産学会春季大会においてこの成果を発表し、漁業懇話会奨励賞を受賞しました。この賞は若手研究者の育成と漁業研究の活性化のため設けられた賞なので、私の高校生の頃からの漁業に貢献したいという思いや頑張りが認められたのではないかと感じ、とても嬉しかったです。
卒論研究から引き続き、現在修士課程でもサケを対象とした研究を行っています。頂いた賞の名に恥じぬよう今後も研究を進め、修了後も東北で水産業に携わる仕事に就きたいと考えています。

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