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「PICSみやぎ」の国際連携活動 

2016年5月24日から27日に、Nizhny Novgorod State Agricultural Academy(ニジニー・ノブゴロド国立農業アカデミー)から、2名の先生が来仙されました。
部局間学術交流協定に基づいての来訪でしたが、宮城県庁から、昼食会への参加、古川農業試験場の案内と研究紹介、松島町の案内などを担当頂きました。

農学部で行われた講演では、パイプライン設置などによる攪乱された土壌を農地に復旧するための試み(Dabakhova Elena教授)および、ロシア国内の家畜および人獣共通感染症の発生調査(Kozyrenko Olga准教授)でした。撹乱土壌の修復には家畜排泄物コンポストが使用されていることが紹介されました。川渡フィールドセンターでは、コンポスト施設や土壌断面見学を行いました。とくに、土壌の専門家の Elena教授は大いに興味を示し、出来上がった堆肥や土壌を手に取りながら、多くの質問をしていました。PICSとしての共同研究の可能性も感じました。

今回は、宮城県も加わっての対応で、東北大学と宮城県が連携してこれまで行ってきた「PICSみやぎ」の新しい方向の活動で、2015年に開催したPICSみやぎ10周年記念シンポジウム以来の国際連携行事になりました。