東北大学 大学院農学研究科 植物病理学分野ホームページ
フォトアルバム

植物は自然界において様々な病原微生物(糸状菌、バクテリア、ウイルス等)の攻撃にさらされており、これによる病害は農作物の生産にも大きな被害を与えている。これら病原微生物の感染から植物を保護していくためには、植物−微生物間の相互作用を分子レベルで研究し、これを応用して植物病の発病メカニズムを制御することが非常に重要となっている。われわれの研究室では、植物ウイルス病(キュウリモザイクウイルス)、糸状菌病(いもち病)、アブラナ科野菜根こぶ病などを題材とし、(1)植物の病害抵抗性の分子機構、(2)植物の病害応答のシグナル伝達機構、(3)病原微生物の感染戦略の分子機構について研究を進めている。
A: Cucumber mosaic virus (CMV) 感染 シロイヌナズナ葉における局部壊死病斑。BCMVの電子顕微鏡写真。 C: ハクサイの根こぶ病(左)健全根、(右)罹病根。D: イネいもち病の病斑。E: いもち病菌がイネの細胞に侵入している様子。