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2015年3月14日に国連防災世界会議のパブリックフォーラムとして東北マリンサイエンス拠点形成事業シンポジウムを開催しました。

国連防災世界会議パブリック・フォーラム東北大学展示(2015年 3月 14日~18日)
復興エリア見学ツアー開催(2015年3月16日)

 2015年3月14日に仙台市シルバーセンターにおいて、第3回国連防災世界会議2015仙台 東北マリンサイエンス拠点形成事業シンポジウム「巨大地震が海の生態系に何をしたか?-現場の経験と科学調査の連携で進める災害復興への道-」(主催:東北マリンサイエン ス拠点形成事業、文部科学省、後援:女川町、大槌町、宮城県、岩手県、復興庁、環境省)が開催されました。

 シンポジウムの冒頭では東北大学の原信義理事(震災復興推進担当)が東北大学の被災状況と復興への取り組みについて述べられました。講演 で は、始めに東北マリンサイエンス拠点形成事業代表研究者の木島明博教授(東北大学)から事業全体の概要が紹介され、スチャナ アップル チャバニナ准教授(タイ国・チュラロンコン大学)から、2004年に発生したスマトラ沖地震がタイ国沿岸の珊瑚礁に与えた影響について、わか りやすい映像とともに説明があ りました。

 第二部の「東日本大震災による海洋環境・海洋生態系の変化」では、東京大学の河村知彦教授から、地震・津波が三陸の磯や砂浜に棲む生き物 に与 えた様々な影響等について、海洋研究開発機構の藤倉克則上席研究員からは、三陸沖合の深海底におけるガレキや生物の分布状況や調査結果のデー タベースの重要性等について、そして東北大学の原素之教授からは、地震・津波が漁業や養殖業に与えた影響と漁業の復興に向けた取り組み等につ いての紹介がありました。

 パネルディスカッションでは、本事業代表機関・副代表機関の代表者である木島明博教授、東京大学の木暮一啓教授および海洋研究開発機構の 北里 洋領域長がパネリストとなり、「科学の力で、ゆたかな海を」というテーマで、研究や行政に関わる方だけでなく、高校生や大学生等の一般の方を まじえて活発な議論がなされました。最後に文部科学省海洋地球課の清浦隆課長から総括として、これまでの調査結果を漁業復興に生かすだけでな く、世界的にも例がない取り組みとして世界へ発信していくことの必要性、および様々な分野の方と連携しながら進めていくことの必要性が述べら れました。

 当シンポジウムには、海洋や水産に携わる研究者の他、行政に携わる方、中学校、高校、大学の学生および教職員、 報道関係者、外国の方、一般の 方等を含む100名以上が参加し、東北マリンサイエンス拠点形成事業を広く知って頂く良い機会となりました。

文責 金子健司