本研究室では、日本および諸外国の農業問題・食料問題・農業環境問題に関し、歴史的な発展過程を踏まえつつ現状を解明し、循環型農業の構築およびそれを支援する農業政策・制度や情報・物流に関するネットワークのあり方について、教育・研究している。 主な教育・研究内容は以下のとおりである。
*重要なお知らせ
本研究室教授は2024年3月に東北大学を定年退職するため、大学院進学を希望する研究生の受け入れは行いません。
皆様のご活躍を祈念いたします。
1)現代世界の食料・農業・農村問題
WTO体制における農業問題とは何かという根本問題をはじめ、わが国の適切な食料自給力とはどういうことなのかといった問題などを、主に経済学の視点から考究。
2)農業経営の動態構造と経営革新
食料生産の基盤である農地の適切な利用と管理の実現や、農業労働力の高齢化と担い手不足が深刻化する中で多様な農業経営体は今後どのように発展していくのか、 そこではいかなる経営革新が必要とされるのか、等々の諸問題について、フィールド調査の結果を踏まえながら、その解決方策について考究。
3)食の安全・安心確保とフードシステム改革
ITを活用したトレーサビィリティシステムのみならず、地産地消など生産者と消費者の顔の見える関係性づくりなど、食の安全・安心を担保する条件について、事例分析をもとに考究。
4)農村社会変動の歴史と論理
自治村落論を基礎にわが国の農村社会の変容と行動規範の変貌などを歴史的視点とフィールド調査から解明し、これからの地域社会のあり方を考究。
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