講座各研究室紹介
資源環境経済学講座は、環境経済学、国際開発学、農業経営経済学、フィールド社会技術学の4研究室が配置されています。
本講座では、経済学を中心とする社会学的手法を用いて、人類の生存にかかわる資源・環境・食料問題について世界、とりわけアジア圏を含めたグローバルな領域で解明し、環境と調和した「持続的農業生産・農村社会システムの構築」=「持続的生命系の維持・再生産」のための政策・制度・地域システムのあり方について、歴史的視点に立脚しながら研究・教育を行っています。
環境経済学 -環境景観の保全、修復型社会システムの確立-
1) 「遊び」の要素を取り入れた環境教育・交流のあり方の提案・開発
2) 物語り的性格を持つ農村風景に対する評価
3) 環境や社会との関わりにおける「農環境倫理」の研究
国際開発学 -食料・資源・環境問題の解決を図るために必要な政策・制度の確立-
1) アジア地域における食料・農業問題、開発政策と開発に伴う諸問題
2) 先進国における食料・農業政策とその国際的調整
3) 多国籍アグリビジネスと各国の食料・農業・政策との関係
農業経営経済学 -循環型農業の構築およびそれを支援する農業政策・制度や情報・物流に関するネットワークの確立-
1) 現代世界の食料・農業・農村問題
2) 農業経営の動態構造と経営革新
3) 食の安全・安心確保とフードシステム改革
4) 農村社会変動の歴史と論理
フィールド社会技術学 -資源循環型地域経済社会システムの確立-
1) 地域経済の再生と環境問題の解決の両立
2) 地域経済の再興・発展を促す社会システムの構築
3) 地域内でエネルギー循環を可能にする社会システムの構築