研究室について
当研究室に進学を考えている方へ
私たちの研究室「動物微生物学分野」は大学院は「生物産業創成科学専攻・微生物機能開発科学講座」に、学部は「生物生産科学科・応用動物科学系」に所属しています。私たちは、微生物のうち地球上でもっともポピュラーで多様性にとみ、いたるところに存在している細菌を扱っていま細菌といっても、良い細菌と悪い細菌がいます。良い細菌はそのよさを追求し、新しい機能性タンパク質の開発研究を行っています。悪い細菌=病原細菌に対しては、常に闘いを挑んでいます。教員、大学院生、4年生が一緒になって、研究を楽しんでいます 。実験がうまくいった時、何か新しい発見をしたときの喜びは、本当にうれしいものです。皆さんも、是非、私たちとともに研究の醍醐味を味わいましょう。
研究室行事
4月 歓迎会、お花見
6月 球技大会(ソフトボール、バレーボール、テニス)
12月 大掃除、忘年会
1月 修士論文提出
3月 卒業式
研究室概要
研究テーマいろいろ
1. 乳酸菌群の遺伝。代謝特性
2. 工業微生物の代謝工学と有用代謝産物
3. 微生物における代謝産物の細胞外排出機構の解析
4. 高度抗生剤耐性菌のゲノム解析と新規標的分子の探索
5. 自然免疫の一翼を担う抗菌ペプチドの構造と活性-抗菌から抗癌まで
6. 野生動物をモニタリングとした感染疫学
7. アフリカにおける畜産および人の健康に影響を及ぼす病原細菌の調査と制御
沿革
名称の変化
1947 東北大学農学部畜産学第6講座、家畜防疫学講座として設立
1954 家畜微生物学講座に改称
1964 家畜衛生学講座に改称
1992 動物微生物学講座に改称
研究主題の変遷
1940-1960年代
宿主寄生体関係論に基づく家畜伝染病の予防や疾病に関する研究が行われてきました。対象の疾病はイヌジステンバー、トリ型結核菌、抗菌物質産生菌検索、ルーメン発酵、回虫症、ヒナ白痢、ウマ伝染性貧血、細菌内毒素など
1970-1990年代
宿主寄生体関係論の微生物学に関する研究が続けられました。実験動物としてマウスを用いた抗病性、マクロファージ、ルーメン微生物、コクシジウムの研究が行われました。1990年代では病原微生物から有用微生物へのシフトが見られる時期です。
1990年後半-2000年代-細菌の代謝など関連した研究が行われてきました。そして、2010年、新たなるチャレンジが始まりました。