大学院

天然物生命化学分野

研究内容紹介

動物、植物、微生物など天然由来の高い生理活性を有する低分子化合物の探索、単離、構造決定、生合成研究、化学誘導化および、関連する蛋白質、作用機構の研究を行っています。特に海洋生物の毒や生理活性物質を主な研究対象としています。現在の主なテーマは、フグ毒、海綿の毒、貝毒、海藻毒、両性類の毒、海藻のカロテノイド、ポリフェノールなどに関する研究です。化合物としては、テトロドトキシン、オカダ酸、ポリカバノシドA、サキシトキシン類、海産プロスタグランジン、カロテノイド、フロロタンニンなどです。LC/MSや培養細胞を用いた微量分析法の開発、抗体の作製、毒の起源生物の追求、生合成中間体の化学的同定による生合成経路の解明などを行っています。また、テトロドトキシンやサキシトキシン類のターゲット蛋白質である電位依存性Na+チャネルや、毒と結合する蛋白質についても研究しています。これらの基礎研究の成果は、食中毒の防止など食品の安全確保に応用できると考えています。また、新規の生理活性物質の探索にも力を注いでいます。

分野ホームページ

キーワード

海洋生物毒、天然物化学、生理活性物質、構造解析、生合成、Na+チャネル、結合蛋白質、フグ毒、オカダ酸、貝毒、ポリカバノシド、LC/MS

スタッフ紹介

  • 写真:山下 まり
    教授 山下 まり(Professor Mari YOTSU-YAMASHITA)
    • 専門分野

      天然物化学

    • Tel/Fax

      022-757-4425

    • E-mail

      mari.yamashita.c1*tohoku.ac.jp (*を@に換えてください)

    • 経歴

      東北大学農学部卒、東北大学農学部技官、農学博士、オハイオ州立大学化学科訪問研究員、東北大学大学院農学研究科助教授を経て2004年4月から現職

    • 一言

      フグやイモリ、カエルなどが、どのように大量のテトロドトキシンを蓄積するのか、また、微小生物中でどのように生合成されるのか、化学と生物を用いて解明したいと考えています。また、貝毒サキシトキシンの生合成経路、致死性海藻毒ポリカバノシドAの真の生産生物も特に解明したい課題です。今後さらに、ユニークな新規の生理活性天然小分子と関ることができればと思います。

  • 写真:此木 敬一
    准教授 此木 敬一(Associate Professor Keiichi KONOKI)
    • 専門分野

      天然物化学・ケミカルバイオロジー

    • E-mail

      keiichi.konoki.b2*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)

    • 経歴

      早稲田大学理工学部化学科卒・東京大学大学院理学系研究科修士課程修了(化学専攻)・同博士課程単位取得退学(化学専攻)・同大学大学院理学系研究科助手・ワシントン大学訪問研究者・同大学アクティングインストラクター・大阪大学大学院理学研究科特任研究員を経て現在に至る。

    • 一言

      二次代謝産物である天然有機化合物は創薬の鍵化合物として有用です。しかし、自然界での機能はほとんど不明です。私は定期的に日本各地で生物を採集し、自然界で天然有機化合物が果たす役割を有機化学の力で解明しようと思っています。

  • 写真:長 由扶子
    助教 長 由扶子(Assistant Professor Yuko CHO)
    • 専門分野

      天然物化学

    • Tel

      022-757-4427

    • E-mail

      yuko.cho.a4*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)

    • 経歴

      九州大学薬学部薬学科卒・同大学大学院薬学研究科博士課程後期修了・山口大学医学部附属病院薬剤部に薬剤師として勤務、研究生、ポスドクなどを経て東北大学大学院農学研究科教務職員、同助教、現在に至る。

    • 一言

      海にはまだまだ不思議がいっぱいです。海産物による食中毒の原因毒をつくるプランクトンの遺伝子や成分の研究では、通常の動植物では考えられない現象が観察され驚きの連続です。

  • 写真:工藤 雄大
    助教 工藤 雄大(Assistant Professor Yuta KUDO)
    • 専門分野

      天然物化学

    • Tel

      022-757-4427

    • E-mail

      yuta.kudo.d5*tohoku.ac.jp (*を@に換えてください)

    • 経歴

      東北大学農学部卒業、東北大学大学院農学研究科 博士課程後期修了(農学博士)、日本学術振興会 海外特別研究員(派遣先:米国カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所)、東北大学大学院農学研究科 特任助教、2019年4月より東北大学学際科学フロンティア研究所 新領域創成研究部 助教(東北大学大学院農学研究科 兼任)

    • 一言

      天然有機化合物を対象として、未知化合物の探索と化学構造の解析を中心に研究を展開しています。複雑な化学構造、強力な生理活性を有する天然物が如何にして生物によって生産されるか(生合成)に特に興味が持っています。化学に限定せず、多方面から天然物の持つ謎を紐解いていきたいと考えています。

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