大学院

分子情報化学分野

研究内容紹介

生命現象の理解には化学者と生物学者の緊密な連携が必要です。私たちの研究室は有機合成を得意とし、基礎医学、薬学分野との共同研究を積極的に進めています。メンバーも、理学、農学、薬学、工学の諸分野から集まっています。
現在の主要研究テーマは、3つに大別できます。まず、薬剤耐性菌による院内感染症の克服です。バンコマイシン耐性菌(1986-)に有効な抗菌剤の創薬研究に注力しています。私たちが創出した抗菌剤が細菌に与える影響を、分子レベルで調べることによって、新しい創薬標的が見つかるものと期待しています。
次に内因性のシグナル伝達分子の研究です。私たちは、熊本大学の赤池教授らと共同して、新しいシグナル分子、ニトロ-cGMPを発見しました(2007年)。この分子は、二次メッセンジャーcGMPの初めての内因性誘導体として世界的注目を浴びています。化学プローブと呼ばれる低分子化合物のツールを化学合成して、ニトロ-cGMPの機能、代謝経路などの解明を進めています。
最後に天然有機分子の全合成についても研究を展開しています。全合成は、創薬化学の基礎になるとともに、研究室メンバーの有機合成力アップに貢献しています。

分野ホームページ

キーワード

ケミカルバイオロジー、創薬化学、天然物化学、全合成、バンコマイシン耐性、ニトロcGMP

スタッフ紹介

  • 写真:有本 博一
    教授 有本 博一(Professor Hirokazu ARIMOTO)
    • 専門分野

      有機化学、ケミカルバイオロジー

    • Tel

      022-217-6201

    • Fax

      022-217-6204

    • E-mail

      hirokazu.arimoto.c7*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)

    • 経歴

      博士(理学、慶大)。旭硝子(株)、静岡大学理学部化学科、名古屋大学大学院理学研究科を経て、2005年4月より現職(生命科学研究科)。文科省学術調査官、科学技術振興機構さきがけ研究21研究者などを歴任。

    • 一言

      現代の生命科学を深く理解する為には化学の学識が必要です。農学部は、化学と生物の基礎をバランスよく学ぶのに適したところです。

ページの上部へ戻る