大学院

分子生物学分野

研究内容紹介

ヒトや農畜水産物を含むすべての生命の機能は、ゲノム上の遺伝子の発現とその制御によって支えられています。また、ゲノムの損傷を修復したり、娘細胞に正確に分配する機能が生命活動の維持に必要です。このようなゲノム機能制御の基盤構造は、DNAとヒストンによって構成されるクロマチンであり、さらにクロマチンと細胞核との相互作用がゲノム機能制御に重要な役割を果たしています。このような、クロマチン・細胞核によるゲノム機能制御は「エピジェネティクス」とよばれ、発生・分化・老化・疾病などの高次生命現象と密接に関連しています。たとえばヒトでは、エピジェネティクス機構の破綻はガンなどの疾病を引き起こします。また最近では、農畜水産物の生産や育種にエピジェネティクスを応用する試みも進んでいます。したがって、エピジェネティクスの分子機構を解明し、人為的な制御方法を探索することは、農学・医学・薬学分野への幅広い応用につながります。本研究室では、アクチンファミリータンパク質、クロマチン構造変換複合体、ヒストンの解析などのエピジェネティクス研究分野で国際的な成果を上げています。また、人工抗体やテラヘルツ光を利用した、エピジェネティクスの人為操作にも取り組んでいます。

分野ホームページ

キーワード

遺伝子、ゲノム機能、クロマチン、細胞核、アクチンファミリー、ヒストンバリアント、テラヘルツ光

スタッフ紹介

  • 写真:原田 昌彦
    教授 原田 昌彦(Professor Masahiko HARATA)
    • 専門分野

      クロマチン・細胞核の分子生物学

    • Tel/Fax

      022-757-4333

    • E-mail

      masahiko.harata.b6*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)

    • 経歴

      東北大学理学部生物学科卒業、東北大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。同研究科生物化学研究室助手を経て、現在に至る。この間、ウィーン大学ガン生物学研究所助手として1年渡欧。

    • 一言

      出芽酵母と脊椎動物細胞を駆使して、クロマチン・細胞核のアーキテクチャー(設計原理)の解明に迫りたい。特に、細胞核に局在するアクチン関連タンパク質(Arp)、およびArpと機能的に連携したクロマチンリモデラー、ヒストンに注目している。

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