大学院
栽培植物環境科学分野
研究内容紹介
栽培植物環境科学分野は、宮城県大崎市鳴子温泉にある農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センターを拠点としています。フィールド研究を基に、作物の生産が環境に及ぼす影響を明らかにして、持続的な生産と環境保全を目指した作物生産技術の開発に関する研究を行っています。
具体的には、
(1)作物生産に必須ですが資源の枯渇が危惧されているリンについて、作物の根に共生する菌根菌の機能を活用して有効に利用する技術や、堆肥や土壌中のリンの量を診断してリンを無駄なく作物に吸収させるための技術
(2)「生き物」と共生する有機栽培技術、特に「冬水田んぼ」と呼ばれる冬期に湛水する水稲栽培技術の生産性、そして水田の生物相や環境に及ぼす影響
(3)水田からの温室効果ガス「メタン」の発生を抑止しつつ、水稲の生産、廃棄物有効利用の一石三鳥を目指したポリシリカ(PSI)浄水ケーキの水稲栽培への利用技術
(4)新たな手法で製造されたコンポスト(アシドロコンポスト)の新たな機能(雑草抑制)の利用
(5)作物の根の成長速度を測定する新たな手法開発
などの研究を進めています。
具体的には、
(1)作物生産に必須ですが資源の枯渇が危惧されているリンについて、作物の根に共生する菌根菌の機能を活用して有効に利用する技術や、堆肥や土壌中のリンの量を診断してリンを無駄なく作物に吸収させるための技術
(2)「生き物」と共生する有機栽培技術、特に「冬水田んぼ」と呼ばれる冬期に湛水する水稲栽培技術の生産性、そして水田の生物相や環境に及ぼす影響
(3)水田からの温室効果ガス「メタン」の発生を抑止しつつ、水稲の生産、廃棄物有効利用の一石三鳥を目指したポリシリカ(PSI)浄水ケーキの水稲栽培への利用技術
(4)新たな手法で製造されたコンポスト(アシドロコンポスト)の新たな機能(雑草抑制)の利用
(5)作物の根の成長速度を測定する新たな手法開発
などの研究を進めています。
分野ホームページ
https://www.agri.tohoku.ac.jp/ecs/index-j.html
キーワード
地球環境、持続的農業、環境保全型農業、土壌生物、有機農業、菌根菌、イトミミズ、根系、土壌炭素、低炭素社会
スタッフ紹介
-
教授 西田 瑞彦(Professor Mizuhiko NISHIDA)
-
専門分野
土壌肥料学
-
Tel
0229-84-7374
-
Fax
0229-84-7374
-
E-mail
mizuhiko.nishida.a2*tohoku.ac.jp (*を@に換えてください)
-
経歴
東北大学農学部農学科卒,東北大学大学院農学研究科前期課程修了,日商岩井株式会社,農林水産省蚕糸昆虫農業技術研究所,農林水産省九州農業試験場(現農研機構九州沖縄農業研究センター),農研機構東北農業研究センターを経て現在に至る。
-
一言
多様なフィールドの農業生態系において、土壌と作物との関係の解明を通じて、環境と調和しながら作物の生産性を向上させる研究を行います。
-
-
助教 田島 亮介(Assistant Professor Ryosuke TAJIMA)
-
専門分野
作物学、栽培学、植物形態学
-
Tel/Fax
0229-84-7364
-
E-mail
ryosuke.tajima.a4*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)
-
経歴
北海道大学農学部生物資源科学科卒・東京大学大学院農学生命化学研究科博士課程修了、同大学院21世紀COEプログラム特任研究員、(社)北海道総合研究調査会特別研究員(北海道農業研究センター芽室研究拠点に常駐)を経て現在に至る。
-
一言
現在農業においては環境保全と持続的で高いレベルの食料生産を両立させる技術が求められています。両立の「鍵」として植物の根に注目して研究を進めています。様々な作物生産、農業生態系における根系の役割を評価し、その能力を積極的に利用することで持続的な作物生産を目指しています。
-