大学院

動物遺伝育種学分野

研究内容紹介

食料生産のための家畜から盲導犬やコンパニオンアニマルに至るまで、人類にとって有用な形質を持つ動物の遺伝的能力を選抜によってより有益な方向に導くこと――これが私たち動物遺伝育種学の研究に携わる者の使命です。そのためには、それぞれの動物種集団の遺伝的特性を把握するとともに、動物1頭1頭が持つ個々の遺伝的能力を正確に推定し、高い能力を持つ後代を作り出すことが重要です。欧米では畜産が盛んに行われていますが、動物遺伝育種学はその畜産を支え、リードする最も重要な学問として位置づけられています。

わが国における農業総生産額に占める畜産の割合も35%と、米や野菜を上回り、畜産物の需要は今後ますます高まっていくことでしょう。世界の人口が増加しつつある現在、将来的に食糧不足の危機が叫ばれる中、私たちはコストを軽減し、美味しく安全な畜産物を安定的に供給するための一翼を担う研究を続けています。


研究テーマ
【理論】
・比の形質を効率的に改良するための選抜法の検証
・種豚造成における生産能力向上のための育種システムの開発

【豚】
・生涯生産性向上のための繁殖性、強健性、発育性における選抜指標の開発
・食味性に関する遺伝的パラメーターの推定と選抜指標の検討
・ゲノム情報を利用した効率的な選抜手法の検討
・慢性疾病における抗病性育種技術の検討
・腸内細菌叢を利用した新たな育種手法の検討

【牛】
・黒毛和種集団の繁殖性や産肉性に関する遺伝的能力評価とそれに基づく育種手法の開発
・肉用牛のゲノム情報を利用した効率的な選抜手法の開発
・肉用牛の食味性に関する遺伝的パラメーターの推定と選抜指標の検討
・メタン排出抑制等における育種技術の検討

分野ホームページ

キーワード

動物、DNA、遺伝子、ゲノム、進化、遺伝資源、形質、種畜評価、育種改良

スタッフ紹介

  • 写真:佐藤 正寛
    教授 佐藤 正寛(Professor Masahiro SATOH)
    • Tel/Fax

      022-757-4112

    • E-mail

      masahiro.satoh.d5*tohoku.ac.jp (*を@に換えてください)

    • 経歴

      東北大学大学院農学研究科修了、農林水産省畜産試験場、同農業生物資源研究所、国立研究開発法人農研機構畜産草地研究所を経て現職。

    • 一言

      牛や豚など、人類にとって有用な動物の遺伝的な仕組みを解明し、育種改良により、安くて美味しく安全な畜産物を供給するための研究を続けています。

  • 写真:上本 吉伸
    准教授 上本 吉伸(Associate Professor Yoshinobu UEMOTO)
    • Tel

      022-757-4113

    • Fax

      022-757-4117

    • E-mail

      yoshinobu.uemoto.e7*tohoku.ac.jp (*を@に換えてください)

    • 経歴

      東北大学農学部卒、同大学院農学研究科博士課程前期修了後、農林水産省、家畜改良センターを経て現在に至る。その間、英国・エディンバラ大学ロスリン研究所派遣研究員。

    • 一言

      主に家畜を対象に、統計学を用いて個体間差が起こる遺伝的な仕組みを解明し育種改良に役立てるような研究を行っております。生物、数学、パソコンなどが好きな学生の皆さんにはもってこいな分野です。

  • 写真:小川 伸一郎
    助教 小川 伸一郎(Assistant Professor Shinichiro OGAWA)
    • Tel/Fax

      022-757-4114

    • E-mail

      shinichiro.ogawa.d5*tohoku.ac.jp (*を@に換えてください)

    • 経歴

      京都大学農学部卒、同大学院農学研究科博士課程修了(日本学術振興会特別研究員(DC2)含む)ののち、現職。

    • 一言

      『育種学』は家畜の遺伝的改良に関する研究分野であるとともに、『育種学』自体が日々の新発見を活かして改良され続けている学問分野です。学生の皆さんと一緒に、家畜育種をどんどん盛り上げていきたいと考えています。

       

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