大学院

水圏動物生理学分野

研究内容紹介

食卓には農作物、畜産物それに水産物が食材として並んでいます。今、我が国では低い自給率によってその食糧需給が危ぶまれています。水産物も例外ではありません。世界の漁獲量の40%近くが、実は、人の管理のもとで生産される増養殖生産によるものです。我が国のみならず世界の食糧としての水産生物の生産性を上げることがそれを解決する唯一の方策です。そこで、研究室では、水産動物の高度で安定した増養殖技術の開発を目指して、生産対象動物の高度で安定的な次世代個体の供給のための生殖機構と安定した体内環境のための免疫機構の解明を生理学・生化学・分子生物学のアプローチから取り組んでいます。
具体的には以下のような研究内容を推し進めています。
1)海産二枚貝の生殖細胞の発達に関わる脳ホルモン、性ホルモンやそれらの受容体による内分泌調節機構の分子レベルでの解明と、この機構に関わる分子の発現解析による海洋環境汚染のモニタリング技術開発
2)海産二枚貝の感染生物や不要な組織などの異物に対応するための自然免疫を担う細胞性・液性防御機構の細胞・分子レベルでの解明

分野ホームページ

キーワード

二枚貝、生殖、配偶子形成、卵成熟、産卵、内分泌、神経ホルモン、エストロゲンシグナリング、ホルモン受容体、生体防御、自然免疫、血球、貪食、病原体関連分子パターン、パターン認識受容体

スタッフ紹介

  • 写真:尾定 誠
    教授 尾定 誠(Professor Makoto OSADA)
    • 専門分野

      水産動物の配偶子形成と産卵に関わる生殖内分泌学

    • Tel

      022-757-4131

    • E-mail

      makoto.osada.a8*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)

    • 経歴

      東北大学農学部水産学科卒・同大学大学院農学研究科博士課程前期修了(水産学専攻)・東北大学農学部助手・助教授、同大学院助教授、准教授を経て現在に至る。その間ベッドフォード海洋研究所・ボストン大学客員研究員

    • 一言

      生殖細胞を取り巻く生命現象は神秘に満ちあふれています。食糧生産の一端を担い、しかも生命現象の複雑に絡み合った糸を解きほぐし解明する興奮を、研究を通して実感してみましょう。

  • 写真:高橋 計介
    准教授 高橋 計介(Associate professor Keisuke TAKAHASHI)
    • 専門分野

      海産二枚貝の生体防御機構、特に血球の関与する防御機構

    • Tel

      022-757-4134

    • E-mail

      keisuke.takahashi.b3*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)

    • 経歴

      東北大学農学部卒・同大学大学院農学研究科博士課程前期中退(水産学専攻)・群馬県水産試験場・東北大学農学部助手、同大学院助手、助教授を経て現在に至る。

    • 一言

      生物は健康に成育し、健全な子孫を残すために、内外に生じる敵から体を守る仕組み(生体防御機構)を備えています。水産有用種の多い二枚貝の生体防御機構を解明して安定生産に寄与したいと考えています。

  • 写真:長澤一衛
    助教 長澤 一衛(Assistant professor Kazue NAGASAWA)
    • 専門分野

      水族繁殖生理学、水族遺伝子工学

    • Tel

      022-757-4132

    • Fax

      022-757-4133

    • E-mail

      kazue.nagasawa.d6*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)

    • 経歴

      東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科修了、ノルウェー・ノード大学研究員、東北大学大学院農学研究科特任助教等を経て現職

    • 一言

      二枚貝類の性分化・性成熟機構・生殖細胞に関する研究を行っています。個体を創出できる能力を持った生殖細胞に特別な魅力を感じています。海産無脊椎動物の生理学分野は未だ多くのフロンティアが残されています。学生の皆さん、美味しい貝と一緒に生殖の仕組みを解き明かしましょう。

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