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2019/07/05

高木大輔 (植物栄養生理学分野)が国際学会にてBest Talk Prizeを受賞

2019年6月23日から28日まで、ロシア・サンクトペテルブルグで開催された国際学会10th International Meeting Photosynthesis and Hydrogen Energy Research for Sustainabilityにおいて、高木大輔(植物栄養生理学分野:学術振興会特別研究員[PD])が演題“Phosphorus toxicity decreases both electron sink activity and anti-oxidative activity in rice leaves”でBest Talk Prizeを受賞しました。リンは、植物の必須元素のひとつであり、植物の健全な生育に必要不可欠です。しかしながら、過剰なリン酸塩の施肥は植物を枯死させることが知られています。この現象は「リン酸毒性」として、約100年前に報告されていましたが、植物におけるリン酸毒性発症の具体的なメカニズムは明らかになっていませんでした。本研究は、リン酸過剰施肥時のイネにおける光合成応答を切り口として解析を進め、その結果過剰リン施肥条件下では光合成抑制による酸化ストレス増進と抗酸化活性の低下が同時に引き起こされることを明らかとしました。今回明らかとした、上記の現象は、植物のリン酸毒性による植物の枯死を説明する新規メカニズムと考えられます。

学会URL
https://icprs.ru

備考
本国際学会はInternational Society of photosynthesis research(ISPR)およびInternational Association for Hydrogen Energy(IAHE)によって2年に1度開催される国際会議であり、今回の会議では17か国から約250人の光合成・水素エネルギー分野の研究者が集まり開催されました。本賞は、光合成、水素エネルギー、植物生物学、ナノ材料および持続可能性のためのナノテクノロジーの分野で優れた研究を行った若い研究者に授与されるものであり、高木大輔は口頭発表による研究成果発表が評価され、本賞を受賞しました。

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