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2021/02/26

生物の性システムの解明へ重要な発見 ヤマコウバシがたった1本の雌株から生じた 巨大なクローンであることを発見!

大阪市立大学大学院 理学研究科 生物地球系専攻准教授 名波 哲(ななみ さとし)・大阪府立大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻講師 徳本 勇人(とくもと はやと)・東北大学大学院 農学研究科 資源生物科学専攻准教授 陶山 佳久(すやま よしひさ)らの研究グループは、日本の山野に生える4種の雌雄異株樹種、ヤマコウバシ、アブラチャン、クロモジ、ダンコウバイのDNA情報から、これらの樹種が雌雄異株性の不利をいかに克服して集団を維持しているのか、その仕組みを探りました。その結果、アブラチャン、クロモジ、ダンコウバイの3種は、自家受精や単為生殖を行わず、必ず雌雄の交配によって近交弱勢を避けていることが示されたものの、ヤマコウバシは雌株が単独で種子を生産することで雌雄異株性の不利を克服し、さらに日本のヤマコウバシがたった1本の雌株から生じた巨大なクローンであることが分かりました。この巨大クローンの分布の範囲は距離にして1000 kmを超える、世界的にも極めて珍しい大規模なものです。

本研究成果は、植物生態学分野での国際的な学術雑誌である『Forests』に2021年2月16日付けでオンライン掲載されました。

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