Banner Image Japanese Top Page English Top Page

メイン

2016年12月16日

青葉山新キャンパスに移転しました

東北大学大学院農学研究科・農学部では,長年お世話になった雨宮キャンパスから青葉山新キャンパスへのキャンパス移転作業が2016年11月1日に開始されました。

雨宮キャンパス第一研究棟4階の土壌立地学分野の機能(教授室,第1〜5研究室)は,12月16日に青葉山新キャンパス農学系総合研究棟3階に移動しました。新しい部屋番号と電話番号(市外局番 022-757-xxxx)は以下の通りですので,今後ともよろしくお願いします。

〒980-0845 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
 東北大学 農学系総合研究棟

  • 土壌立地学教員研究室(南條居室 E308,TEL 4099)
  • 土壌立地学教員研究室(E302,TEL 4100)
  • 土壌立地学教員・学生研究室(菅野・学生居室 E301,TEL&FAX 4101)
  • 土壌立地学研究室(本棟実験室 S301,TEL 4102)
  • 土壌立地学研究室(別棟実験室 A303,TEL 4103)

2011年4月21日

「包括的土壌分類 第一次試案」が出版されました

niaes29_coverpage日本は国土全体の土壌を一つの分類体系でカバーできていない,先進国のうちでは希な国です.農耕地,林野など,事業単位毎の土壌分類がずっと行われてきたためです.そのため,国全体の統一的な土壌資源目録・土壌図がない状態でした.統一分類とそれを基にした土壌図作成のための検討が続けられ,日本ペドロジー学会は2003年に「日本の統一的土壌分類体系 - 第二次試案(2002) -」をまとめました.しかし,この試案も実用のためには十分とは言えませんでした.このたび,農業環境技術研究所は,2003年のペドロジー学会の試案と,データの蓄積のある従来の農耕地土壌分類を融合させて,「包括的土壌分類 第1次試案」を公表しました.印刷物やPDFによって誰でも入手可能です.

私たちの研究室でも,今後はこの分類試案を大いに活用しようと思っています.私たちは火山放出物を母材とする土壌(主に,黒ボク土)をずっと扱ってきました.日本の森林には林野土壌の分類による「褐色森林土」が国土の5割以上も分布していますが,この中には物理的・化学的に黒ボク土と同じ性質を示す土壌が相当の割合であるのではないかと推定されます.このような土壌は新しい分類試案では「黒ボク土」になります.私たちは今,この「黒くない黒ボク土」が東北地方のどのような場所にどのくらいあるのかを検討中です.

日本中の土壌研究者がこの分類試案を利用し,改良のための意見を寄せ合い,5年後くらいに「日本土壌分類 2015年版」がでると良いなと思っています.その時には,もう「包括的」も「試案」も取れていますように.

高橋 正 2011-04-21

2011年4月13日

東日本大震災:南條正巳教授からのメッセージ

卒業生のみな様

 お元気でご活躍のことと拝察致します。この度の地震・津波・原発事故で被災された方々もお有りではないかと憂慮しております。みな様にも研究室はどうなのかとご心配をお掛けしているかも知れません。幸いにも農学研究科の建物は立ち入り禁止の札が貼られることはありませんでした。研究室内では若干の器具等がこわれましたが,少し高額な機器は何とか無事のようです。職員も学生もケガはありませんでした。書棚等を壁に固定していたことは有効でした。

 ところが,本震後一旦通水した水道は4月7日の余震で漏水し,再び断水となりました。その後,本日13日になって,多くのカ所は通水できました。ライフラインの中ではガスが最も遅れて,来週とされております。このような状況ではありますが,3・4年生は全学より早く今月25日から新学期を開始する運びです。そして,土曜日も使いながら授業を進め,夏の農場実習を通常に近い形で行う方向です。

 津波の被害は甚大で復興には長時間かかりそうです。それに比べれば内陸は何とかなりつつあります。ガソリンも値段は高いながら,ほとんど普通に買えるようになりました。みな様には,体調維持に留意されながらも益々ご発展されますよう祈念申し上げます。

南條正巳 2011-04-13

2009年3月18日

「土のけしき・土のふしぎ」の展示解説

「土のけしき・土のふしぎ」の展示解説企画展「土のけしき・土のふしぎ」の展示は以下のような構成になっております(項目をクリックすると詳しい説明のページが表示されます)。
  1. はじめに
  2. いろいろな土
  3. 世界の土・日本の土
  4. 環境によって変わる土
  5. 宇宙から土を調べる
  6. 植物を育む土
  7. 土をかえる生物
  8. おわりに
会場(仙台市科学館3階エントランスホール)では写真のような冊子体の「展示解説」(A4版,カラー印刷,16ページ)が無料で配布されております。会場に足をお運びになり,実際に手にとってお確かめ下さい。

2009年3月13日

「土のけしき・土のふしぎ」が開展しました

企画展「東北大学総合学術博物館のすべて Ⅸ」として「土のけしき・土のふしぎ」が,2009年3月10日より開催されております。当分野で収集した土壌断面標本(モノリス)など,他では見ることができない土にまつわる沢山の展示を用意しました。ぜひご覧ください。

●会場:仙台市科学館 3階エントランスホール (仙台市青葉区台原森林公園4番1号)
●期間:2009年3月10日(火)~4月5日(日)10:00~16:45
    (入館は16:00まで : 月曜日と3/26休館)
●主催:東北大学総合学術博物館・東北大学大学院農学研究科・仙台市科学館
●協力:東北大学大学院生命科学研究科

A903-front.JPG

会場では当分野が研究対象としたフィールドを中心に,土壌断面の様子を標本(モノリス)として実際にご覧いただけます。
モノリスの展示は研究テーマ毎にまとめられており,研究によって得られた成果などに基づき「環境によって変わる土」を分かりやすく解説しました。写真は奥から,植生でちがう土-a(広葉樹林と針葉樹林,下北半島恐山周辺),植生でちがう土-b(森林植生と草原植生,十和田湖東部),地形と水の影響によって変わる火山灰土の性質(会津盆地中南部),斜面の位置による土の変化(斜面上部−中部−下部の比較,大崎市鳴子温泉),水田の土の特徴(大崎市鹿島台)です。
A903-monolith.JPG

他にも,「植物を育む土」,「土をかえる生物」,「宇宙から土を調べる」などの展示が用意されております。
A903-birdview.JPG

なお,企画展の開催に伴い公開講座「東北大学農学カルチャー講座 土のけしき・土のふしぎ」を3月28日に開講いたします。こちらにもぜひ足をお運びください。

2009年1月30日

「土のけしき・土のふしぎ」開催のお知らせ

企画展「東北大学総合学術博物館のすべてⅨ」として仙台市科学館で2009年3月10日より「土のけしき・土のふしぎ」が開催されます。また,企画展と関連して東北大学農学カルチャー講座 (全3題)を3月28日(土)午後に開催する予定です。詳細につきましては後日あらためてお知らせいたします。

●会場:仙台市科学館 3階エントランスホール
●期間:2009年3月10日(火)~4月5日(日)
●主催:東北大学総合学術博物館・東北大学大学院農学研究科・仙台市科学館
●協力:東北大学大学院生命科学研究科

2008年12月 3日

宮城県林業技術総合センターに土壌断面標本を寄贈

20081203.jpg宮城県林業技術総合センター(黒川郡大衡村)内のコナラ林から土壌断面標本(土壌モノリス)を採取・整形後,同センターに寄贈いたしました。同センターには当分野で取り組んでおります「宮城県内の褐色森林土に含まれる褐色黒ぼく土の評価」の予備的検討の実施にあたり多くの協力をいただきました。(写真右は環境資源部の田代部長,左は当分野の菅野助教)

モノリスの採取地点は同センター西部のコナラ林凹斜面中部に位置し黒ボク土壌(吉田1統)の分布域に含まれておりますが(土地分類基本調査 吉岡, 1979),断面調査の結果から判断しますとこの地点の土壌は褐色黒ぼく土 (統一的土壌分類 (2002))や Fulvic Andosol (WRB, 2006) に分類される可能性が高いと考えられます。

2007年4月 1日

土壌立地学分野の連絡先

[所属]
 国立大学法人 東北大学 大学院農学研究科
  資源生物科学専攻 植物生産科学講座 (土壌立地学分野)
[住所]
 〒981-8555 宮城県仙台市 青葉区堤通雨宮町1-1
[電話]
 教授室 022-717-8645(南條)
 1 研 022-717-8647
 2 研 022-717-8648(菅野)
 3 研 022-717-8649(高橋)
[ファックス] 022-717-8649
[代表メール]  soil@agri.tohoku.ac.jp


拡大地図を表示

2006年5月 2日

バナーに使用されている写真について

本ウェブサイトの上部に表示されているバナーに使われている写真は,宮城県刈田郡蔵王町円田の梨園の様子を写したものです。手前は耕起したばかりの黒ボク土畑,左手奥はスギ林,右手奥が梨園になっています。

(写真撮影:菅野均志,2005-05-18)

2006年4月24日

その他の掲載事項

土壌立地ウェブサイトの「その他の告知事項」を掲載予定。

Banner Image