「ヒューマン・セキュリティと食糧・農業」国際教育プログラム特別選抜について

ヒューマン・セキュリティ問題について様々な学問分野を動員し学際的に研究・教育しようとの意図の下に、本学の4つの大学院研究科(農学、環境科学、医学系、国際文化)が協力して「ヒューマン・セキュリティ」連携国際教育プログラムを、平成17年度から開始しました。

その一環として、本研究科・資源生物科学専攻・資源環境経済学講座は、平成18年10月より「ヒューマン・セキュリティと食糧・農業」プログラムを開始し、一般選抜とは別に国際教育プログラム特別選抜により若干名を募集します。

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人類はこれまで農学をはじめとする様々な科学技術を利用しながら自然に働きかけ社会・経済の発展を図ってきました。しかし近年では、これら人類の多様な営みが、政治・社会・経済・文化システムを著しく不安定にしています。発展途上国における貧困と食糧・農業問題をはじめとして、既存の学問では解決が困難な様々な問題に世界はいま直面し、人々の生存環境と安全が脅かされています。

「ヒューマン・セキュリティと食糧・農業」プログラムでは、とくにアジアの発展途上国を中心に人々の安全を脅かしている食糧・農業における諸問題について、経済学的にかつグローバルな視点にたって研究と教育を行います。なかでも、食糧・農業資源の保全と持続可能な経済発展、食糧の生産・流通・消費、栄養ならびに食の安全、農村開発、市場と政府の役割等の諸課題に着目します。プログラムに入学を希望する者には、農学・社会科学の分野における十分な学力と能力を、また将来ヒューマン・セキュリティの分野でリーダーシップを発揮する可能性を備えていることが求められます。

選抜方法及び出願書類については、下記ホームページをご覧下さい。

http://www.agri.tohoku.ac.jp/human-security/