One day tours on specific themes(見学会)

オランダ
Theme:Growth Regulation and Tisse Culture

1.Research Station

 日本の農業試験場に相当する研究所.花卉園芸業・野菜生産に関する問題の解決と,新しい生産技術の開発を行っている.今回見学した Aalsmeer の研究所では花卉と温室野菜の研究を行っている.主要な研究テーマは,1)栽培と管理.2)植物と生産物の品質.3)作物保護

概要
1)栽培と管理
・新しい作物生産システム,栽培方法,栽培計略に関する研究.
・生産物の特質と消費者の評価との関係,並びに価格と品質特性との関係に関する研究.
2)植物と生産物の品質
・細胞生物学的,分子生物学的技術の応用.
・日長,温度,ホルモンを利用した成長過程の制御.
・鮮度保持に関する研究.
・その他
3)作物保護
・天敵の利用.
・化学的,物理的防除.
・その他

CENTRUM BLOEMISTERIJバラの bending
リサーチステーションの入口
バラの bending(折り曲げ・倒伏)栽培

採花の見込みがない枝を折って株に残しておく.折った枝は光合成産物の供給を続ける.この栽培により,切り花の増収が出来る.



2.Terra Nigra

 バラとガーベラの新品種育成と生産を行っている.施設栽培を行っているが,栽培面積は3haあるらしい.ガーベラに関しては,140品種以上を提供している.

バラの新品種育成ガーベラの収穫
バラの新品種の育成

バラの新品種の育成は主に慣行に従って交配によって行っている.系統の選抜にはおよそ4年かかる.栽培にはロックウールを用いている.挿し木によって繁殖させ一年草として栽培し,苗は一年で更新する.リサーチステーションで研究されていた bending が実際に行われていた.

ガーベラの収穫

ガーベラの新品種の育成には3年かかる.栽培に関して,小苗はロックウール,大苗はピートモスともみがらを混ぜたものを用いていた.



3.Poken & Chrysal

 鮮度保持剤の工場,並びに切り花の鮮度保持の研究.


ルクセンブルク
Theme:Viticulture and wine production

ブドウ栽培とワイン生産がテーマ.ブドウ栽培研究所,ワイン工場,ワイン博物館などを訪問した.

ブドウ畑ワイン工場
ブドウ畑

ここでは,傾斜地で栽培していた.行く先々でこのようなブドウ畑が見られた.

ワイン工場

「Cremants de Luxembourg」という銘柄のワインの工場.写真は工場の守り神?



第25回国際園芸学会

日曜市  Oral presentation  One day tours