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土壌教育教材としての世界土壌図の試作

小縮尺の土壌図は土壌の多様性と地理的分布を理解するための基本的な教材ですが,学校教育現場で利用可能な資料は限られています。ここでは土壌教育教材の開発を目的に世界土壌図(世界土壌資源図)を試作したので紹介します。

世界土壌図は WRB map of world soil resources(FAO AGL, 2003)や Global soil suborder map data(USDA NRCS, 2005)としてGIS用データとともに二次利用可能な形で公開されています。今回は図示単位が12土壌目と一覧性に優れる後者を基に東経150度を中心とした「世界土壌資源図」を作図しました。用いた図示単位(米国土壌タクソノミーの土壌目)とWRBの照合土壌群や日本の土壌大群名との関係は図中に付表の形で示しました。

以前紹介しました読替えデジタル日本土壌図とともに,この土壌図が土壌教育の教材として授業や講義で活用されることを切に願います。

(紹介文作成:菅野均志,2009-09-12)

new-soil-map-w.jpg

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(菅野均志・平井英明・高橋正・南條正巳:土壌教育教材としての日本および世界土壌図の試作,日土肥講要55, p.201 (2009) 京都大学農学部 (2009.9.15〜17))

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