![]() | 空気膜とワイヤーサスペンション構造をもちいたハウス 空気膜構造のハウスの基本:骨材の上にフィルムを2枚一緒に被覆し,その間に空気を送って空気枕のようにしたもの.特徴としては,耐風性に優れる,保温力の向上,構造材削減による低廉化などが挙げられる.ここでは更に,フィルムを3枚被覆した「2層3重空気膜の透明屋根構造による太陽熱集熱ハウス」を開発している. |
![]() | 被覆資材を利用した赤色/遠赤色光 調節による伸長制御 野菜のセル育苗では,栽植密度が高いため苗が徒長しやすいことが問題となっている.そこで,苗の徒長防止のために,赤色光(R)と遠赤色光(FR)の比を変えて,伸長を制御する.R / FR が小さいと徒長し,R / FR が大きいと伸長抑制.写真の左側が赤色減少区(徒長),真ん中が遠赤色減少区(抑制),右が対照区. |
![]() | スイカの立体栽培 目的はイチゴと同じように,作業姿勢を楽にすること.写真は二本仕立て一果取り.研究は始まったばかりなので整枝方法については現在検討中. |
![]() | 遮根シートによるトマト青枯病の防除 遮根シート(写真中央)は,水は通すが,根は通さない.水のコントロールがしやすく,毛管水を遮断できる.全面隔離床…青枯病防除には効果的.根腐れ病,萎凋病は発生する. |
![]() | 窒素量の日調節による養液栽培トマトの個体群葉面積制御 窒素を毎日必要な量だけ施与し,葉面積指数を一定(3.5〜5.0, 6以上は大きすぎ)に保つ. |
![]() | トマトの一段密植栽培 第一花序の果実のみ収穫するので,年に4〜5回収穫できる.一段だけなので草勢管理に気を使わないですむ.また,作業姿勢が楽になる.病気が発生しても更新が早いので,深刻な被害は出にくい.欠点…苗数を多く確保しなければならない.この点については,挿し芽が有効であると考えられるが,現在検討中.水耕の水を回収し,成熟間際に高ECの水をかけることによって糖度が上昇し,また,裂果の防止にもなる. |