東北大学大学院農学研究科・農学部 応用昆虫学分野トップページ
応用昆虫学分野では、昆虫の研究をしています。
新着情報
学生ポスター賞受賞
第67回日本応用動物昆虫学会大会(2023年3月13日〜15日、摂南大学開催)において、応用昆虫学分野の遠藤梨々花さん(博士前期課程1年)がポスター賞を受賞しました。発表演題は「青色レーザー光照射のアザミウマおよびアブラムシに対する殺虫効果」です。
APACE Student Travel Award
2022年8月8日~12日にマレーシアのクアラルンプールで開催された化学生態学分野の国際会議ISCE-APACE 3 rd Joint Meetingにおきまして、応用昆虫学分野(博士後期課程1年)の千葉勇輝君がAPACE Student Travel Awardを受賞しました。演題は本国際会議のSelected talkに選出され、千葉勇輝さんはシンポジウム“Future generation of chemical ecologists”において口頭発表を行いました。 演題:Sexual dimorphism of cuticular wax mediates male mating behavior in the strawberry leaf beetle, Galerucella grisescens (Coleoptera: Chrysomelidae)
若手優秀講演賞受賞
第59回アイソトープ・放射線研究発表会(2022年7月6日〜8日、オンライン開催)におきまして、当分野の髙田悠太君(博士後期課程1年)の「キイロショウジョウバエにおける青色光毒性に対する耐性獲得と体重増加の関係」が若手優秀講演賞を受賞しました。
研究室名変更
組織改編に伴い、研究室の名前が変わりました。新研究室名「応用昆虫学分野」
(2022.4.01)
学生ポスター賞受賞
第66回日本応用動物昆虫学会大会(2022年3月20~22日、明治大学)におきまして、当分野の以下の学生3名が学生ポスター賞を受賞しました。
小林敦樹さん(博士前期課程2年)「青色光の殺虫メカニズム -青色光の体表透過率と活性酸素発生の致死への関与-」
千葉勇輝さん(博士前期課程2年)「イチゴハムシの雄は体表化学情報を利用して適齢期の雌を選んでいるのか?」
青木雄一さん(博士前期課程1年)「短波長側と長波長側では、同じ青色光でも殺虫メカニズムが異なる?」
学生ポスターの全97題のうち13題が学生ポスター賞として選出され、当分野から発表した3題全てがポスター賞として表彰されました。
(2022.3.30)
学生ポスター賞受賞
2019年10月9日~10月13日に中国の杭州で行われた10th Conference of Asia-Pacific Association of Chemical Ecologists (APACE)におきまして、当分野の与謝野舜君(博士後期課程3年)がStudent Oral Presentation Awardを、中野颯君(博士前期課程1年)がStudent Poster Presentation Awardをそれぞれ受賞しました。中野君は初の国際学会での受賞、与謝野君はStudent Travel Awardとのダブル受賞となりました。おめでとう!2人とも、これを機にさらに研究に励んでください!
(2020.2.17)
青色光の殺虫効果は昆虫の発育にともなって変化する
当研究室では、キイロショウジョウバエが卵、幼虫、蛹、成虫と発育するのにともない、殺虫に効果的な青色光の波長が変化することを明らかにしました。また、青色光を照射したハエの蛹の体内では、活性酸素の一種である過酸化水素の発生量が増加していることを明らかにし、活性酸素を介して青色光が殺虫効果を発揮している可能性が高いことを示しました。
この成果は、2018年6月19日にオンライン科学雑誌「PLOS ONE」に掲載されました。
Toxic wavelength of blue light changes as insects grow.学生ポスター賞受賞
第62回日本応用動物昆虫学会大会(2018年3月25~27日、鹿児島大学)におきまして、当分野の今野萌子さん(博士前期課程1年)の「アカヒゲホソミドリカスミカメに対するイネ穂香気の誘引性は1日の中で変化する?―イネ穂香気成分の日内変化とそれに伴う誘引性の変化―」および与謝野舜君(博士後期課程1年)の「ハムシ科は脚で葉表面の味を認識する―形態・電気生理応答・行動解析から終に明らかに!―」が学生ポスター賞を受賞しました。
(2018.3.29)
Best Student Poster Presentation Award受賞
The 8th Asia-Pacific Association of Chemical Ecologist (APACE) Conference(2015年9月23~26日、アメリカ合衆国カリフォルニア州)におきまして、当分野の内藤幸世さん(博士前期課程1年)の「Feeding-stimulant activities of rice-ear ccompounds for rice-ear bugs(イネ穂に含まれる化学物質の斑点米カメムシに対する摂食刺激活性)」がBest Student Poster Presentation Awardを受賞しました。
(2015.10.13)
全国大会優秀ポスター発表者賞受賞
2015年度照明学会全国大会(2015年8月27~29日、福井大学)におきまして、当分野の渋谷和樹君(博士後期課程3年)の「青色光殺虫効果の成育ステージによる違い」が全国大会優秀ポスター発表者賞を受賞しました。
(2015.9.3)
Scientific Reports編集委員
本研究室の堀雅敏准教授が、Nature Publishing Groupのオンライン科学雑誌「Scientific Reports」(IF5.078)の編集委員(生態学・進化生物学)に選ばれました。
Scientific Reports編集委員会(生態学・進化生物学)学生ポスター賞受賞
第59回日本応用動物昆虫学会大会(2015年3月26~28日、山形大学)におきまして、当分野の渋谷和樹君(博士後期課程2年)の「青色光照射による殺虫効果の詳細」が学生ポスター賞を受賞しました。
(2015.3.31)
Scientific Reports注目の論文
本研究室の堀准教授らの論文「Lethal effects of short-wavelength visible light on insects.」が、Scientific Reports注目の論文に選ばれました。
昆虫に対する短波長可視光の致死効果(2015.3.17)
青色光が昆虫を殺すことを発見~新たな害虫防除技術の可能性~
本研究室の堀雅敏准教授の研究グループは、青色光を当てると昆虫が死ぬことを発見しました。 紫外線の中でも波長が短いUVCやUVBは生物に対して強い毒性をもつことが知られています。しかし、比較的複雑な動物に対しては、長波長の紫外線(UVA)でも致死させるほどの強い毒性は知られていません。一般的に、光は波長が短いほど生物への殺傷力が強くなります。よって、紫外線よりも波長の長い可視光が昆虫のような動物に対して致死効果があるとは考えられていませんでした。さらに、この研究で、ある種の昆虫では、紫外線よりも青色光のほうが強い殺虫効果が得られること、また、昆虫の種により効果的な光の波長が異なることも明らかになりました。 本研究成果は青色光を当てるだけで殺虫できる新たな技術の開発につながるだけでなく、可視光の生体への影響を明らかにする上でも役立つと考えられます。
この成果は、2014年12月9日に英国Nature Publishing Groupのオンライン科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。
Lethal effects of short-wavelength visible light on insects.東北大学プレリリース
この成果は、日刊工業新聞、サイエンスポータル、財経新聞、マイナビニュース、yahooニュースなどで紹介されました。
また、フジテレビ「新報道2001」においても紹介されました。(2014年12月14日放送)
(2014.12.18)
Newton(2015年3月号)、産経新聞(2015年1月26日朝刊)においても紹介されました。
(2015.1.27追記)
河北新報(2015年2月6日夕刊)で紹介されました。
(2015.2.6追記)
学生ポスター賞受賞
第58回日本応用動物昆虫学会大会(2014年3月26~28日、高知大学)におきまして、当分野の渋谷和樹君(博士後期課程1年)の「死の光~青色光が昆虫を殺す」が最優秀学生ポスター賞、轡田康彦君(博士前期課程1年)の「触っただけで寄主を見分ける:ハムシ科昆虫はふ節のみで寄主を認識できる」が学生ポスター賞を受賞しました。
(2014.3.28)
東北大学総長賞受賞
当分野の斎藤佳乃さん(学部4年)が東北大学総長賞を受賞しました。
(2014.3.26)
学生ポスター賞受賞
第57回日本応用動物昆虫学会大会(2013年3月27~29日、日本大学)におきまして、当分野の増田秀平君(博士前期課程2年(2013年4月より宮城県職員))の「ハムシ科昆虫のふ節は食餌の味認識に重要な働きをしている」が学生ポスター賞を受賞しました。
(2013.4.1)
サイトリニューアル
全面的に新しく作り直しました。まだ構築中ですが、これから少しずつ充実させていきます。
(2012.11.6)
お知らせ
大学院生募集
私たちの研究室では、修士課程–博士課程の大学院生を募集しております。興味のある方は、下記までご連絡下さい。研究室見学も随時歓迎しております。
Email: insect*grp.tohoku.ac.jp (*を@に変更)
Tel: 022-757-4256