『農』を考える ~東北大菜の花プロジェクト収穫体験会~
7月7日(日)に仙台農業園芸センターにて収穫体験会を開催いたしました。当日は気温30度と、かなり暑い日となりましたが、約60名の方々にご参加いただきました。まずはプロジェクトリーダーの中井教授による「菜の花プロジェクトの概要」と「微生物の力でナタネの茎からエネルギーを作り出す」、大村助教には「農業の経済性、構造について」と題し、講演をいただきました。
その後、場所を畑に移していよいよ刈取りです。グループごとに1㎡四方の区画を何分で刈取れるかやってみました。
刈取った菜種は、麻袋に入れて、袋の上から叩いたり、揉んだりして脱穀をし、袋を切ってタネを回収しました。最後に、グループごとに回収したタネの重さを量り、作業終了。タネを採るまでこんなに手間と時間がかかるなんて・・・と参加者の方の感想です。
機械を使えばあっという間に終わる作業ですが、一つ一つ工程をふんでみることで、改めて発見したことも多かったと思います。ご参加いただいた皆様、暑い中大変ありがとうございました。
(オプションツアー:キリンビール工場見学)
【日時】 7月7日(日) 10:00~16:30
スケジュール
10:00 | 仙台駅西口 1階バス乗り場に集合 |
~貸切バスで移動~ | |
10:40 | 仙台市農業園芸センター(仙台市若林区荒井)到着 「菜の花プロジェクト概要と今後の方向」 プロジェクトリーダー、環境システム生物学 中井教授 「微生物の力でナタネの茎からエネルギーを作り出す」 中井教授 「農業の経済性、構造について」フィールド社会技術学 大村助教 菜種の収穫(手刈り)作業 25aの菜の花畑の一部を、鎌を使って刈取ります |
12:15 | 昼食(ご用意します) |
13:00 | 脱穀、種の回収 (雨天時は温室内で作業) |
14:00 | グループごとに収穫作業のまとめ(単位面積あたりの収穫量?、収穫にかかった時間は?・・・) 菜種と菜種油で作ったパウンドケーキを食べながら、農業生産の収益性について考えます。(大村助教) 協力:伊達餃子楼 |
14:30 | 終了 ※ビール工場見学に参加しない方はここで解散です。仙台駅までは市営バスをご利用ください。 仙台市営バス(園芸センター(仙台駅前経由)交通局・大学病院前行) 14:45発がございます (時刻表はこちら) |
14:45 | 【オプションツアー:キリンビール仙台工場の見学】 仙台市農業園芸センター出発 |
~貸切バスで移動~ | |
15:00 | キリンビール仙台工場見学 |
16:00 | キリンビール仙台工場出発、バス移動 |
16:30 | 仙台駅西口到着、解散 |
東北大学は、災害復興新生研究機構を設立して、東日本大震災からの復興に向けて、「8つのプロジェクトと復興アクション100+」に取り組んでいます。東北大菜の花プロジェクトは、復興アクション100+の1つである農学研究科の「食・農・村の復興支援プロジェクト」の一環であり、農学研究科の教職員が自主的に活動しています。
■災害復興新生研究機構⇒ http://www.idrrr.tohoku.ac.jp/
■食・農・村の復興支援プロジェクト⇒ http://www.agri.tohoku.ac.jp/agri-revival
■東北大菜の花プロジェクト⇒ http://www.nanohana-tohoku.com/