寄附講座・連携講座・共同研究講座

発酵微生物学

研究内容

麴菌はわが国の発酵・醸造産業において最も重要な微生物の一つで「国菌」とも称されており、わが国のバイオテクノロジーの源流であるとともに、今後も世界をリードしていくことが必要な研究対象です。本寄附講座では、わが国を代表する微生物である麴菌とその近縁糸状菌を対象に、有用物質生産に関わる遺伝子発現制御ネットワークを体系的に解明するとともに、未知または未利用の遺伝子機能の探索と解明ならびに新機能開拓を通して有用物質高生産システムの開発を目的とした研究を実施しています。このような研究の成果はわが国の産業微生物学の優位性を高めることにつながると同時に、将来の学術・産業を担う学生や若手研究者の育成にも貢献できるものと考えています。
1.麴菌およびその近縁菌の有用酵素遺伝子の発現制御機構の解明
2.麴菌による有用物質高生産システムの開発
3.麴菌の網羅的遺伝子破壊株ライブラリーの構築とその有効活用

分野ホームページ

https://www.agri.tohoku.ac.jp/hakkobiseibutsu/index.html

キーワード

麴菌、糸状菌、遺伝子発現制御、トランスポーター、膜タンパク質の分解制御、有用物質生産、遺伝子破壊株ライブラリー、薬剤耐性

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