寄附講座・連携講座・共同研究講座

縁辺深海生態系動態学

研究内容

大陸棚・大陸斜面を含む大陸縁辺海域の生態系は、高い種多様性、活動的・非活動的な地学現象、陸域—沿岸に隣接、人間活動のインパクトといった特徴を持つ。そのため国際プロジェクトCensus of Marine Life: CoMLでも重要な研究対象領域となり、大陸縁辺海域の生態系の構造や機能の理解が不可欠であることが示された。そして、CoML終了後も世界各国で大陸縁辺海域の生態系に関する研究が進められている。私たちの研究室では、大陸縁辺海域の生態系が抱えるこのような科学的・社会的背景をふまえ、その構造や機能の理解を前進させることを目的とする。 この研究室は、海洋研究開発機構JAMSTECの研究員が連携教官となり、現場で行われている調査研究活動を踏まえた研究と教育に取り組む。具体的には、世界最先端の食物連鎖解析、「しんかい6500」や無人探査機による深海フィールドサイエンス、深海生物生態解析を行い、大陸縁辺海域生態系の構造を把握しつつ生態系サービス享受のバランスを考察する。

キーワード

深海生態系、深海フィールドサイエンス、同位体生態学、食物連鎖、生態系動態、「しんかい6500」

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