氏名 永塚 貴弘
職位 准教授
TEL 022-757-4418
Mail takahiro.eitsuka.a1*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)
専門分野 食品機能学
経歴 東北大学農学部応用生物化学科卒業、新潟薬科大学応用生命科学部助手、同助教を経て現職
Research map https://researchmap.jp/7000022467?lang=ja
研究内容

脂質の過剰摂取は様々な疾病を引き起こしますが、一方で、一部の脂質には健康増進効果のあることも認められています。脂質の新規機能性(とくに、がんや細胞老化に与える影響)を見出し、その分子機構を明らかにすることで、ヒトの健康寿命の延伸に貢献する研究を展開しています。

シーズ
  • 食品脂質によるがん細胞テロメラーゼの活性制御

無限の細胞分裂能を付与する酵素テロメラーゼはがん細胞に高く発現しているため、その活性阻害によるがん治療が期待されています。がん細胞のテロメラーゼ活性を阻害する食品成分を探索し、含硫糖脂質、n-3系長鎖不飽和脂肪酸、不飽和型ビタミンEトコトリエノールの有効性とその作用機序を明らかにしました。また、過酸化脂質や糖化リン脂質によるがんの増悪化機構についても検討しています。

リンクURL: https://www.mdpi.com/1422-0067/19/2/478

  • こめ油成分による相乗的ながん抑制効果

こめ油はトコトリエノール、フェルラ酸、γ-オリザノールなどの多様な食品成分を特徴的に含有しているため、こめ油の健康機能性が注目を集めています。当研究室ではトコトリエノールの抗血管新生やテロメラーゼ阻害を報告していますが、こうしたトコトリエノールの抗がん作用をフェルラ酸が相乗的に高めることを見出しました。

リンクURL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/17/6/17_261/_article/-char/ja/