氏名 深澤 遊
職位 准教授
TEL 0229-84-7397
FAX 0229-84-6490
Mail yu.fukasawa.d3*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)
専門分野 森林生態学, 微生物生態学, 生物多様性生態学
経歴 京都大学大学院農学研究科地域環境科学科修了、和歌山県清水町森林組合、財団法人トトロのふるさと財団職員、を経て現職
Research map https://researchmap.jp/read0154923
研究内容
  1. 樹木の大量枯死が枯死木の分解に与える影響

地球規模の気候変動やヒトの移動に伴う病原菌・害虫の移入により、世界中で樹木の大量枯死が頻発しています。大量の枯死木は、分解に伴いCO2を放出し、温暖化を促進するかもしれません。大量枯死すると、枯死木の分解やそれに関わる菌類群集は健全林の場合とどう違うのか、日本国内や海外で調べています。

リンクURL: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/07/press20210728-02-nara.html

 

2.菌類の知能 脳や神経系を持たない菌類の菌糸体に記憶や決断の能力があることを発見しました。培養した菌糸体に様々な課題を与えることで、菌類にさらにどんな知能があるのかを探っていきます。

リンクURL: https://kahoku.news/articles/20211025khn000009.html

シーズ
  • 「キノコとカビの生態学 枯木の中は戦国時代」(共立出版)

枯木の中で人知れず領地争いを繰り広げる菌類の生態をわかりやすく解説しました。枯木を削ると現れる美しい「帯線」のひみつもわかります。ISBN: 978-4-320-00919-6

リンクURL: https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320009196

  • 「枯木ワンダーランド 枯死木がつなぐ虫・菌・動物と森林生態系」(築地書館)

枯れて命を終えた樹木は、それで「終わり」ではありません。
樹皮の表面や幹の中で動物や昆虫を養い、菌類に分解されたのちは土に還ってからも炭素を貯留するなど、森林生態系や地球全体に関わる重要な働きをもっています。

本書は、これまで注目されてこなかった枯木を起点に広がるニッチな世界を、動物・植物・菌類・土壌・地球環境といったさまざまな視点から描いた、森の見方が変わる一冊です。

ISBN: 4806716537

  • 「枯死木の中の生物多様性」(京都大学学術出版会)

枯木の中に住む多様な菌類、変形菌、昆虫の多様性、食物網構造、木材分解との関わり合い、環境条件との関係、森林管理などをまとめた唯一無二の洋書を翻訳しました。

リンクURL: https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784876984756.html