氏名 井元 智子
職位 准教授
TEL 022-757-4181
Mail t-imoto*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)
専門分野 環境経済学・農業経済学
経歴 九州大学農学部農政経済学科卒業、国土交通省勤務、東京大学大学院新領域創成科学研究科(修士)、九州大学大学院農学研究科(博士)、統計数理研究所博士研究員、東京工業大学情報理工学研究科助教を経て現職
Research map https://researchmap.jp/7000017846
研究内容
  1. 野生生物の管理                      
    近年増加している野生生物と人の衝突を回避するために必要な管理。その管理方法として現在の日本で一般的な「駆除」には、様々な意見があることが考えられています。私たちの研究グループでは、対象とする種を哺乳類・鳥類・魚類、さらには植物も含むことで、駆除への選好の多様性を明らかにしました。また、年代や性別により、外来種の駆除を優先すべきや大型の哺乳類の駆除を優先すべきなどの違いがあることを示しました。
    これらの成果は、野生生物管理のトップジャーナル Journal of Environmental Management に掲載され、東北大学国際広報室よりプレスリリースされています。
    Twitterはこちら。
  2. 「食」に関する環境評価と解析
    私たちにとって必要不可欠な「食」は、食事の内容も購入方法も多様化が進んでいます。一方で、フードロスに代表されるように、食資源を有効に活用することが社会的にも求められています。身近な「食」を対象に、onlineによる購入方法の影響、食事の内容と幸福感の関係、子ども食堂など、社会における食の動向分析を通して、誰もが幸せに過ごすことが可能な社会の構築を目指しています。
  3. 「農業と環境」に関する消費者評価と政策シミュレーション
    研究農業は環境を利用した産業であり、持続可能な農業を実現するためには、生産者の意向のみならず、農業生産物を購入する消費者の選好、地域主体の関係性が重要です。現地での調査を踏まえ、生産者、消費者、行政、そして地域の自然環境状態を踏まえたシミュレーション研究を行なっています。
  4. 「自然環境」に関する景観、観光、自然観、土地利用研究 
    現代社会が抱える自然環境の課題は様々なものがあり、その切り口として複数のアプローチがあると考えています。例えば、自然に対するイメージと感情(=自然観)は人それぞれであり、自然環境に対する保全行動は自然観と関わっていることが明らかになりました。

リンクURL: https://www.mdpi.com/2071-1050/13/22/12683

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