1. 研究目的

   野菜、果樹、花卉といった園芸作物を材料として、生産性や機能性の向上に関する研究と行っています。主な研究目的としては、

   1）収穫物の味や機能性に関わる品質を向上させる

   2）収穫できなかった時期に園芸作物の生産を行う技術を開発する

   3）新規作物を導入して中山間地の園芸振興を図る

   4）環境に優しく、生産コストを抑える栽培方法を開発する

   などがあります。

2. 具体的な研究内容

   1）トマトの染色体断片置換系統を用いた糖や機能性成分の代謝に関する研究

   2）果樹において開花・結実まで数年かかる幼若性のメカニズムに関する研究

   3）植物工場における熱帯果樹栽培の実用化開発

   4）オゾン水による園芸作物の生育および機能性成分への影響に関する研究

   などがあげられます。

園芸作物のストレス耐性や機能性を向上させる栽培技術を確立します。

トピック

東北大学大学院農学研究科は2016年より福島県葛尾村と連携協定を締結しております。本事 業は福島県イノベーション・コースト構想の一環として、東北大学、葛尾村、共栄(株)、磐栄運送(株)、磐栄アグリカルチャー(株)で取り組んでおり、加藤が主要な担当をつとめています。2018年11月に植物工場を葛尾村に建設し、熱帯果樹の栽培試験を始めました。無事、越冬したマンゴーの収穫期を迎えたので、2019年9月3日に収穫&試食会を行いました。また、2021年9月には葛尾村小中学校の給食に提供しました。

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