アブラナ科野菜が属するBrassica属（ハクサイ、カブ、ブロッコリー、キャベツなど）やRaphanus属（ダイコン）、またイネを対象に、農業形質に関連する遺伝機構解明や育種技術への応用を目指した研究に取り組んでいます。主なテーマは以下の通りです。

1. アブラナ科Brassica属、Raphanus属のゲノム研究基盤構築と育種への応用
2. 自家不和合性に関する分子遺伝学的、育種学的研究
3. 環境ストレス耐性（耐塩性、耐冷性）向上のための育種学的研究
4. 育種現場に実用的な育種技術の開発
5. アブラナ科Brassica属および近縁種の遺伝資源管理

過去の研究

１. バラ科果樹の分子育種のための基礎研究

― 　耐凍性、成長調節物質ポリアミン、自家不和合性

・植物育種学の本「植物育種学　第５版」（北柴、西尾　編集）が文永堂出版から刊行されています。（2021年9月）

・世界のダイコン500品種のゲノム情報を明らかにし公開しました。（2020年3月）（2017年）

・植物遺伝学の本「遺伝学の基礎　第２版」（北柴、西尾　編集）が朝倉書店より刊行されています。（2018年）

・ダイコンのゲノム研究に関する最新の研究をまとめた「The Radish Genome（eds. Nishio and Kitashiba）」がSpringer社より刊行されています。