氏名 小島 創一
職位 助教
TEL 022-757-4278
FAX 022-757-4278
Mail soichi.kojima.a2*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)
専門分野 植物細胞生化学
経歴 東北大学農学部応用生物化学科卒業、東北大学大学院農学研究科卒業、日本学術振興会特別研究員、Universität Hohenheim Wissenschaftlicher Mitarbeiter、理化学研究所研究員を経て現職
Research map https://researchmap.jp/read0138605
研究内容
  1. 植物の窒素代謝機構

    植物が成長するために最も必要な栄養の一つが窒素です。肥料として散布された窒素は、根でグルタミンへ同化され、他のアミノ酸、タンパク質、核酸などの含窒素化合物が合成されます。窒素は葉ではタンパク質やクロロフィルとして光合成を中心とする植物の物質生産に関わり、やがて種子では貯蔵タンパク質として蓄えられます。植物を原料とする高機能な食品の開発やバイオマス素材として有用な植物材料の開発を目指した研究を行っています。

  2. 植物の尿素とアンモニウム輸送機構

    窒素は主に硝酸やアンモニウムといったイオンで土壌にごく低濃度存在します。植物は、根の表層の細胞群に様々な窒素輸送担体を発現させて、窒素栄養を効率良く細胞内へ取り込みます。私たちは、これらの窒素輸送担体のうち、アンモニウムや尿素の輸送に関わる輸送担体とその活性レベルでの制御機構の解析に取り組んでいます。少ない窒素肥料を効率的に体内へ取り組む植物を開発し、環境負荷の低減を目指した研究を行っています。

リンクURL: https://www.agri.tohoku.ac.jp/cellbio/index-j.htm

シーズ
  • イネのアンモニウム同化と代謝: Ammonium Assimilation and Metabolism in Riceが刊行されました

    イネにおけるアンモニウムの同化とその代謝について1990年代から現在に至る植物細胞生化学分野の研究をまとめました。本書によって、近年のイネ窒素利用研究について概観的に理解することが可能です。ISBN: 978-3-030-68619-2

リンクURL: https://link.springer.com/chapter/10.1007/124_2020_40

  • テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 原著第6版が刊行されました

    この教科書は世界で最もよく使われている植物の生理学と発生学の教科書です。私は第13章の無機栄養素の同化の部分の翻訳に携わりました。豊富な写真やイラストを用いてわかりやすく解説されており、生物学・植物科学・農学を専攻している学生・研究者の方々に活用されています。

    ISBN: 978-4-06-153896-2

リンクURL: https://www.kspub.co.jp/book/detail/1538962.html