氏名 マゲジ ユスタデュース フランシス
職位 助教
TEL 022-757-4209
FAX 022-757-4185
Mail magezi.eustadius.francis.d5*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください)
専門分野 農業経済学、開発経済学
経歴 東京農業大学国際食料情報学部国際バイオビジネス学科卒業、東京大学大学院農業生命科学研究科博士後期課程修了後東北大学農学研究科に助教として採用され現在に至る。
Research map https://researchmap.jp/magezi?lang=ja
研究内容

アフリカにおける新農業技術の生産性に及ぼす影響と普及メカニズムに関する実証研究

近年、アフリカでは人口増加による食糧不足が懸念されています。そのため、農業における生産性の向上が求められています。特に、コメはアフリカで消費が急増している作物であるため、生産量の向上は重要な課題です。そこで、タンザニアのコメ生産に注目して、どのようにすれば新たな技術が地域の農業従事者に普及し、生産性の向上に繋がるのかについて研究を行って参りました。 これまでは、主に家計データの分析やランダム化比較試験(RCT)を用いた研究を中心に実証研究に取り組んできました。近年では、空間データや行動データなど、さまざまなタイプのデータを組み合わせた実証研究も進めています。

シーズ

ランダム化比較試験に基づくP-dipping(少量施肥技術)の採用と稲作生産性に与える影響の解明

P-dippingは、移植前に苗を泥に混ぜたリン酸肥料につける技術で、国際農林水産業センターによってマダガスカルで開発しました。少量の肥料でコメの生産性をあげることができることから、JICAやマダガスカル政府にも注目されている技術です。しかしながら、技術が開発されたばかりであることから、新技術の普及メカニズムは解明されていません。そこで私は、P-dippingが稲作の技術採用や生産性に与える影響を評価するため、マダガスカルでRCTを用いた研究を進めています。