氏名 | 西谷 豪 |
---|---|
職位 | 准教授 |
TEL | 022-757-4247 |
FAX | 022-757-4246 |
ni5*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください) | |
専門分野 | 水圏微生物生態学 |
経歴 | 広島大学生物生産学部卒、京都大学農学研究科修士・博士課程修了、瀬戸内海区水産研究所支援研究員・任期付研究員、東北大学大学院農学研究科助教を経て現職 |
Research map | https://researchmap.jp/read0156316 |
研究内容 | |
中高生・大学生の皆さんへ 水のなかの微生物は、普段、私たちが目にする機会は少ないと思います。しかし、顕微鏡で観察してみると、その美しさや種類の多さ、そしてその驚くべき生態に、予想していなかったような感動を覚えるときがあります。普段、目に触れられることが少ないぶん、陸上に比べると、水圏微生物の世界にはまだまだ多くの新発見が残されています。私たちの研究室で、そんな発見を一緒にしてみませんか?興味のある学生さんをお待ちしています。メールにて、お気軽にお問い合わせください。 現在の研究テーマ 1) 寄生生物(天敵)を用いた有害有毒プランクトンの生物学的防除 2) 夜光虫のDNA解析による海洋粒子流動ダイナミクス解明 3) DHA生産微生物オーランチオキトリウムの分類および生態 4) スクアレン生産微生物オーランチオキトリウムの培養条件の検討 5) 二枚貝幼生に寄生するユーグレナの分類および生態 | |
シーズ | |
1) 寄生生物を用いた赤潮および貝毒原因プランクトンの防除に関する研究 現在、実験室内のフラスコ培養においては、寄生生物が赤潮や貝毒原因プランクトンに対する天敵として有効であることが証明されていますが、将来的にこれを屋外水槽または野外(閉鎖性の強い内湾)で試験することを考えています。そのため、各都道府県の水産試験場や企業との共同研究を模索しています。
東北大学プレスリリース リンクURL: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/11/press20211130-02-toxic.html |
|
2)有用物質生産微生物オーランチオキトリウムに関する研究 オーランチオキトリウム(Aurantiochytrium)は、海水または汽水域に生息する微細藻類で、種によって有用物質であるDHA、DPA、スクアレンを多く生産します。研究を進めるにあたり、種の同定が重要になるのですが、当研究室はオーランチオキトリウムの正確な種同定を世界で初めて確立しています。そのため、各大学や企業から依頼を受け、オーランチオキトリウムの種同定を行っております。また、スクアレンは健康食品・化粧品・医薬品など、様々な方面で利用されています。スクアレンを原料とする商品を扱っている企業や研究機関との共同研究を模索しています。 |
