氏名 | 佐藤 伸一 |
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職位 | 助教 |
TEL | 022-217-6198 |
shinichi.sato.e3*tohoku.ac.jp (*を@に換えてください) | |
専門分野 | ケミカルバイオロジー、有機合成化学 |
経歴 | 明治薬科大学薬学部卒業、東京大学大学院薬学系研究科 博士課程修了(博士(薬学))、スクリプス研究所 博士研究員、学習院大学理学部 助教、東京工業大学 資源科学研究所 助教、東京工業大学 科学技術創成研究院 助教、2020年4月より東北大学学際科学フロンティア研究所 新領域創成研究部 助教(東北大学大学院生命科学研究科、農学研究科 兼任)、東北大学プロミネントリサーチフェロー |
Research map | https://researchmap.jp/7000006665 |
研究内容 | |
有機化学と生物学の二刀流、「タンパク質化学修飾」で生命現象を解明・制御 タンパク質と合成低分子化合物の間に共有結合を形成させる「タンパク質化学修飾技術」を基盤にケミカルバイオロジー、創薬研究を展開しています。タンパク質の化学修飾による機能化はタンパク質を変性させない温和な反応条件で行う必要があり、これまでのタンパク質機能化研究に使用できる有機化学反応はごく一部の求核‐求電子反応に限られています。我々はラジカル種や一重項酸素といった高反応性化学種を駆使して、これまで特異的な修飾困難であったタンパク質の芳香族アミノ酸残基の標識・機能化に挑戦しています。 |
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シーズ | |
タンパク質の化学構造に不可逆的な強い結合(共有結合)で機能を導入する技術「タンパク質化学修飾」は、タンパク質を用いるバイオマテリアル創出や、ドラックデリバリーシステム開発において必要不可欠な技術です。我々は、タンパク質に対する新しい化学修飾反応を開発しました。本手法では活性酸素種の一種である一重項酸素を利用することで、特定座標の周辺に存在するヒスチジン残基を迅速に機能化します。一重項酸素を活用する本手法は、局所空間内に存在するタンパク質を機能化する新たな戦略として、タンパク質研究を加速させると期待できます。 リンクURL: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/05/press20210512-01-nano.htm |