氏名 |
横井 勇人 |
所属 |
水圏生産科学講座 海洋生命遺伝情報学分野 |
職位 |
教授 |
TEL |
022-757-4452 |
FAX |
022-757-4452 |
Mail |
hayokoi*tohoku.ac.jp(*を@に換えてください) |
専門分野 |
発生遺伝学, 比較ゲノム学, ゲノム編集 |
経歴 |
名古屋大学理学部生物学科卒業、同大学院理学研究科生命理学専攻満了、学振特別研究員、国立遺伝学研究所及び東京大学理学系研究科博士研究員、米国オレゴン大学Postdoctoral Research Associateを経て現所属、2023年より現職。 |
Research map |
https://researchmap.jp/hayatoyokoi |
研究内容 |
ヒラメの変態を制御する分子メカニズムの研究ヒラメやカレイなどの異体類は、左右非対称な体が特徴的ですが、仔魚期には普通の魚と同様に左右対称な体で発生し、変態期に眼の移動が起こって左右非対称な体制へと劇的にリモデリングします。変態を誘導するシグナルとして甲状腺ホルモンが知られていますが、眼の移動や左右非対称な色素胞分化などダイナミックな変態のメカニズムは不明な点が多いです。 異体類にはヒラメやホシガレイなど高級魚として水産上重要な魚種が含まれ、活発に増養殖がおこなわれていますが、無眼側の黒化など体色異常や形態の異常が問題となっています。私たちはヒラメ変態の分子メカニズムを理解して、増養殖で生じる問題の低減に寄与したいと考えています。
実験モデル生物を使用したゲノム編集と非モデル生物における機能解析異体類の変態の問題に取り組むために、実験モデル生物としてメダカとゼブラフィッシュを使って遺伝子の機能解析を行っています。これら実験モデル生物は飼育が容易であり、ゲノム編集など様々な実験手法を簡便に行うことができます。例えば、ヒラメの変態に関与する遺伝子のメダカ版(オーソログ)を単離して解析します。しかし変態に関する現象では、異体類でしか見られない現象も少なくありません。ヒラメなどの非モデル生物では応用できる実験手法に限界がありますが、遺伝子の機能解析を行うための実験手法の開発にも取り組んでいます。
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