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東北大学大学院農学研究科・農学部 電子顕微鏡室

利用案内

学内、学外者のご利用および当電子顕微鏡室の運営についてご案内致します。さらに申請書類等も掲載しましたのでご利用ください。

利用手順

学内利用者

1.電子顕微鏡の予約

  1. 観察希望日の2週間前の同じ曜日から、電話または直接来室していただくかにより予約を受け付けます(細かい確認事項がありますので、メールでの予約は受け付けておりません)。その日が祝日等の場合は、その前日からになります。ただし、学生実験・講義・大学訪問・各種行事等の場合は、希望日時が決まり次第、受付をいたします。予約の段階では申請書等の提出は不要です。
  2. 午前・午後をそれぞれ「1コマ」として、予約を受け付けますが、繁忙期(年度により若干異なります。例年は11~2月です)に事前の予約ができるのは、原則としてTEM・SEMそれぞれにつき1分野2コマまでとします。予約時に、およその観察開始時刻をお知らせ下さい。
  3. 年度初めての利用の際に利用者登録台帳に記入して頂きます。

2.利用登録申請書の提出

当ホームページから印刷した利用登録申請書PDFはこちら)にご記入の上、その年度に初めて使用する際に提出をお願いいたします。分野としての登録ではなく、利用者各自の登録になります。「その他の連絡先」は希望する方のみ、携帯電話番号やEメールのアドレス等を記入して下さい。

3.電子顕微鏡による標本の観察

  1. 電子顕微鏡観察が可能な時間は「平日の9:00~12:00、13:00~17:00」となり、昼休み時間帯は原則として観察はできません。やむをえず、その時間帯に観察を希望する方は、事前にご確認願います。
  2. 利用開始予定時刻から大幅に遅れる場合は、電話連絡をお願いいたします。

学外利用者

当電子顕微鏡室の電子顕微鏡および各種前処理装置は、東北大学テクニカルサポートセンター(TSC)を通して手続きを行っていただくことにより、東北大学他研究科、他大学・他研究機関等の方々にも利用していただくことが可能です。ただし、利用内容によっては対応できないことがありますので、出来るだけ事前の問い合わせをお願いいたします。センターの規定では使用日の2週間前までに書類を提出していただくことになっておりますが、事情のある方はご相談下さい。

~~ およその流れ(当室と交流のある方は3)から) ~~

  1. センターのWEBページで内規・利用料金等を確認し、「相談窓口」からセンターへ問い合わせ。
  2. センターからの返信内容に沿って、以降の手続きを進める。
  3. 利用希望日程を当室職員に連絡を頂き、利用日を決める。
  4. 申請書をセンターに送付。
  5. センターから当室へ許可できるかどうかの確認の連絡が来る。
  6. 当室から「許可です」とセンターへ返信。
  7. センターから利用者へ申請書に押印された「許可書」が送られる。
  8. 観察当日に許可書を持参し利用していただく。
  9. 装置を使用する。
  10. 利用時間等をこちらで記入し、当室職員がコピーを取り、コピーを農学研究科の経理係へ提出、原本は利用者へ返却する。
  11. *東北大学他研究科の方
    農学研究科経理係と利用者の所属研究科経理係間で経費の振替手続きが行われる。
    *他大学・研究機関等の方
    東北大学から請求書が送られたら(許可書原本の金額と請求金額に違いがないことを確認して下さい)、支払い手続きを行う。

利用料金

学内利用者

利用料金の算出についての詳細は、下記の電子顕微鏡利用料金の負担についてをご覧ください。電子顕微鏡は、数年ごとに部品を交換しなければならないものがいくつかありますので、当該年度の利用料金は、その年度にかかった経費を過去5年間に利用した分野の利用実績に応じて算出し、負担して頂いております。年度によりメンテナンスや消耗品の経費は異なり、1コマ利用した際の料金は一定ではありませんので、事前にお知らせすることはできませんが、目安を知りたい方は電子顕微鏡室にお問い合わせ下さい。また、利用実績は午前(9:00~12:00)、午後(13:00~17:00)それぞれ1コマとしてカウントします(累積の利用時間ではありません)。

【電子顕微鏡利用料金の負担について】

  1. 電子顕微鏡の利用料金は「維持運営費」および「設備更新費」の2つからなります。利用者委員会を毎年1月末に開催し、下記の事項(2)~(4)により計算した利用料金をお知らせいたします。原則として大学運営資金の振替になりますが、大学運営資金を持たない分野に限っては、奨学寄付金等でも支払い可能です。研究科内の予算の振替は例年2月に行われています。
  2. 「維持運営費」は、メンテナンスの内容により年度によって大きく変化します。利用年度による不利益を出来るだけ小さくするために、当該年度以前の5年間に利用があった分野に対し、その利用割合に応じた利用料金を負担していただきます。
  3. 「設備更新費」は、装置の故障・破損等の不測の事態が生じた場合に、運営委員会で検討し、利用者委員会を開催した上で、各利用分野に負担をお願いすることがあります。
  4. 以上により、利用前にお伝えできるのは利用料金の目安になります。
  5. 超薄切片作製に必要な「ダイヤモンドナイフ」「ガラスナイフ」は分野で用意していただくことが基本ですが、お持ちでない分野の方が超薄切片の作製を希望の場合は、ナイフの利用料金を負担していただき、電子顕微鏡室保有のナイフを使用することができます。
  6. 「ミクロトームの使用料金」は1コマにつき500円です。
  7. 試料作製等に必要な消耗品・薬品は全て各分野で購入していただくのが基本ですが、最低購入単位数が大きい物や一度しか使わないもの等については、電子顕微鏡室で購入してあるものを実費負担の上、使用いただくことも可能です。使用各種消耗品の種類・価格等につきましては、電子顕微鏡室までお問い合わせ下さい。

学外利用者

利用料金の算出については、ページ内の利用料金-学内利用者についてをご覧ください。

電子顕微鏡室の運営

下記の二つの委員会によって運営されており、専任の技術職員が配置されています。

電子顕微鏡運営委員会

  1. 電子顕微鏡(以下「電顕」)の使用と管理運営および核燃料物質(酢酸ウラン)の購入と管理に関する重要事項を審議および実施するため電子顕微鏡運営委員会(以下「委員会」)を置く。
  2. 委員会は委員長並びに生物生産科学科の各学系より推薦された3人、応用生物化学科の各学系より推薦された2人の計6人を持って組織する。
  3. 委員の任期は一年とする。ただし重任を妨げない。
  4. 電顕は本委員会の元に教育研究等に広く利用させることができる。

電子顕微鏡利用者委員会

  1. 電子顕微鏡を利用する分野の職員一名を持って組織される(定数なし)。
  2. 電子顕微鏡の使用および使用経費の負担等について審議調節を行う。
  3. 利用者委員会への出席は、電子顕微鏡を利用する院生でも可とする。