施設紹介
動物実験は、農学、医学、薬学、生命科学などの研究に必要不可欠な手段です。これらの動物実験には再現性が担保された精度の高いデータが必要であるばかりでなく、動物福祉の基本理念である3R(Replacement, Reduction, Refinement)を遵守した研究環境が必要不可欠です。
本研究棟では「東北大学における動物実験等に関する規程」を遵守するとともに、厳格な環境的統御、微生物学的統御、動物福祉の改善を行うことで適正な動物実験の実施に努めています。
本研究棟は小動物研究施設、家畜研究施設、家禽研究施設から構成されています。
小動物研究施設では主にマウス・ラットが飼育されています。施設内では飼育する動物をSPF(Specific Pathogen Free)動物に限定し、衛生管理の徹底に加えて、検疫や定期的な検査(年4回)によって微生物学的清浄度の高い動物を維持しています。また、全飼育室は遺伝子組換え実験室(P1,P1A)の承認を得ており、遺伝子改変(Tg,KO)動物を用いた研究にも対応しています。さらに、施設内には、BSL2の感染実験飼育室(P2,P2A)、ビニールアイソレーターでの無菌動物飼育室があり、幅広い実験・研究形態に対応しています。
家畜研究施設・家禽研究施設ではヒツジ、ヤギ、ウシ、ブタ、ニワトリといった幅広い動物種の飼育・実験が可能です。特に、家禽研究施設には環境制御飼育室があり、人工的に環境条件を制御し、様々な飼育研究ニーズに対応しています。
飼養保管施設承認
承認番号:2016農施-003(2016AgF-003)
施設名:農学研究科附属動物研究棟
有効期間:2021/11/7~2026/11/6
動物:マウス、ハタネズミ、ラット、ウサギ、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ
遺伝子組換え実験室承認
承認番号:2016農組換-002(2016AgLMOL-002)
実験室名:農学研究科附属動物研究棟小動物実験施設
有効期間:2021/11/7~2026/11/6
拡散防止措置レベル:P1,P2,P1A,P2A(マウス、ラット、ハタネズミ)