Center for Agricultural and Life Sciences using Synchrotron Light

Activity

NewsLetter

  • Vol.25第1回 農学研究科 NanoTerasu 利用説明会 開催
  • Vol.24ナノテラスでコアリションユーザー利用開始 A-Syncも産学連携実験を実施
  • Vol.23ナノテラス本格稼働
  • Vol.22令和5年度KCみやぎ「放射光利用」成果報告会
  • Vol.21放射光を利用した素麺の産学連携研究で
  •            第20SPring-8産業利用報告会 ポスター発表の部 優秀発表賞を受賞
  • Vol.20日本農芸化学会東北支部 第158回大会

       「農芸化学のネットワーキングに活かす次世代放射光施設NanoTerasu」

  • Vol.19共催ワークショップ「学生・若手研究者のための第2回NanoTerasu ワークショップ」
  • Vol.18第67 回 日本ブドウ球菌研究会シンポジウム「ブドウ球菌研究の新展開」
  • Vol.176大学共催フォーラム -Designing foods for the future- を開催しました
  • Vol.16 アジア園芸学会議2023のサテライト企画としてセミナーとナノテラス訪問が行われました
  • Vol.15 放射光を利用する産学連携研究が仙台市トライルユースに5件採択
  • Vol.14 東北大学オープンキャンパス2023 開催
  • Vol.13 NanoTerasuが結ぶ食・農研究の連携ネットワークが開催されました。
  • Vol.12放射光生命農学センター(A-Sync)特別セミナー
  • Vol.11農芸化学会東北支部シンポジウム
  • Vol.10Swizerland-Japan Workshop for Syncrotron Light and Wine/sake
  • Vol.9放射光を利用する産学連携研究が仙台市トライアルユースに5件採択
  • Vol.8令和4年度 KCみやぎ産学共同研究会事業 R4 KCみやぎパンフレット
  • Vol.7共催ワークショップ「第1回 学生・院生のための次世代放射光ワークショップ」
  • Vol.6「食品の組織観察への放射光X線CT活用の試み」放射光利用技術研究会の報告会zoomウェビナー)のお知らせ
  • Vol.5共催シンポジウム「放射光の『ナノの眼』と大学連携が拓く、食と農の未来」 講演動画
  • Vol.4シンポジウム「量子ビームで創る新しい生命科学:X線からテラヘルツまで」
  • Vol.3東北大学大学院農学研究科附属 放射光生命農学センター設立シンポジウムが開催されました。
  • Vol.22021年9月29,30日に次世代放射光施設建設現場見学会が行われました。
  • Vol.1園芸学会東北支部 公開シンポジウムにて、次世代放射光施設につい講演を行いました。

共同研究

東北大学大学院農学研究科では、 『産』企業 『官』宮城県・仙台市・公設試験研究機関 『学』東北大学大学院農学研究科 が連携する共同研究を実施しています。 (共同研究は、放射光の利用を前提とするものに限りませんので、お困りごとがありましたらお気軽に大学院農学研究科にご相談ください) 共同研究のなかで放射光を利用した問題解決を検討する場合、A-SyncがSRISやPhoSICと連携して共同研究を支援します。 (支援内容:測定手法の検討、測定の実施、解析など)  

>仙台市既存放射光施設活用事例創出事業(トライアルユース事業) 農学研究科支援課題

>事例紹介1 枝豆の測定例

>事例紹介2 冷凍水産物の測定例

 

シンポジウム

「量子ビームで創る新しい生命科学:X線からテラヘルツまで」

概要
近年のテラヘルツ光技術の進展に伴い,その生体照射影響に関する研究が盛んになりつつある.テラヘルツ光子のエネルギーはタンパク質や周囲の水分子の運動に相当するため,照射によって生体内の分子ダイナミクスの変化が誘起され,細胞機能に影響が現れる事が,実験的に示されつつある.一方,放射光で発生する軟X線では元素選択的な化学構造や電子状態の分析が可能であるとともに、状態選択的励起を積極的に利用した、分子内の特定の部位に特異的な状態を選別して誘起させることができるようになると期待されている。最近では試料周辺技術の発展により生体分子を生理環境下において分析することも可能になっており、細胞内の環境を模した分光実験や照射実験も可能となっている。

これまで敷居が高かった高強度テラヘルツ光やX線放射光の利用が,容易にアクセスできるようになると,それらの量子ビームを組み合わせた研究が可能になる.特にテラヘルツ光や軟X線は,生体高分子や水に対する感受性が高いため,たとえばテラヘルツ光で誘起した生体高分子の構造とダイナミクスの変化をX線で高感度にプローブするなど,生体分子を観測・制御する新しい研究が生まれる可能性がある.本シンポジウムでは,量子ビーム,テラヘルツ,細胞生物学など,これまであまり交流の無かった研究者を分野横断的につなぐ事で,各自の研究手法を組み合わせた新しいサイエンスを生まれる事を期待する.

(このシンポジウムは,理研シンポジウムの一環として行われます.)

日時 2022年1月21日(金)13:30-17:00

場所 東北大学青葉山新キャンパス・青葉山コモンズ大会議室
(オンライン(Zoom)とのハイブリッド開催)

参加申込 https://forms.gle/3KRVXQ9hYrp3yQ7a9

参加費 無料

主催
東北大学大学院農学研究科附属放射光生命農学センター(A-Sync)
量子科学技術研究開発機構(QST)量子生命科学研究所

共催
理化学研究所

協賛
日本放射線化学会
分光学会 テラヘルツ分光部会
応用物理学会 テラヘルツ電磁波技術研究会
テラヘルツテクノロジーフォーラム
日本放射光学会

後援
量子生命科学会

プログラム
13:30-13:40 「はじめに」
原田昌彦(東北大)

13:40-14:10 「テラヘルツ光生体照射の現状と展望」
保科宏道(理研)

14:10-14:40
「テラヘルツ光照射に伴うタンパク質水和状態の変化の核磁気共鳴法による解析」
徳永裕二(東大)

14:40-15:10 「ポリメラーゼ反応へのTHz波照射作用とsub-THz波照射作用」
今清水正彦(産総研)

休憩

15:20-15:50
「生体分子複合体へのTHz光の作用:放射光利用と細胞機能操作の可能性」
原田昌彦(東北大)

15:50-16:20 「放射線DNA損傷に対する水和水の寄与の軟X線分光を用いた解析」
藤井健太郎(QST)
16:20-16:50 「ラマン分光を用いた水素結合性液体および細胞内にある水の状態解析」
中林孝和(東北大)

16:50-17:00 
「おわりに」 

A-Sync設立シンポ報告書

令和3年12月27日、東北大学青葉山新キャンパス・青葉山コモンズ大講義室において、東北大学農学研究科附属放射光生命農学センター(A-Sync)設立シンポジウムを開催しました。このシンポジウムでは、A-Syncの設立を学内外に報告すると共に、大学関係者や地域の自治体関係者、さらに東北地域の農林水産・食品企業等からなる参加者を対象に、放射光技術に関する内外の有識者による招待講演や、農水産・食品分野における放射光施設の利活用に実際に取り組んでいる農学研究科の教員の活動事例の紹介等を行いました。会場には31名、オンラインで136名の参加者をお迎えすることができました。この開催により、A-Syncの設置とミッションについて、県内地域を中心とした様々な組織・団体に知っていただき、現在、東北大学青葉山新キャンパスに建設中の次世代放射光施設等の農水産・食品分野における利用の可能性について理解を深めていただくことができたことを嬉しく思います。なお、ご挨拶いただきました関係者の皆様、ご講演いただきました先生方、および共催・後援をいただきました団体・組織に、改めて御礼申し上げます。

東北大学大学院農学研究科附属 放射光生命農学センター 設立シンポジウム

東北大学大学院農学研究科附属 放射光生命農学センター 設立シンポジウムポスター2021年12月27日(月)14:00-17:00
東北大学青葉山新キャンパス・青葉山コモンズ大講義室(ハイブリッドで開催)

14:00-14:05
開会宣言
白川 仁(東北大学大学院農学研究科附属放射光生命農学センター副センター長)

14:05-14:15
主催挨拶
阿部敬悦(東北大学大学院農学研究科長)

14:15-14:35
挨拶
内海 渉(量子科学技術研究開発機構次世代放射光施設整備開発センター長)
小谷元子(東北大学理事・副学長(研究担当))
村松淳司(東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター長)
高田昌樹(東北大学総長特別補佐、(一財)光科学イノベーションセンター理事長)
淺見紀夫(宮城県食品産業協議会会長)

14:35-14:45
放射光生命農学センターの紹介
原田昌彦(東北大学大学院農学研究科附属放射光生命農学センターセンター長)

14:45-16:00
招待講演

14:45-15:10
八木直人(SPring-8)
「放射光を用いた農学研究のご紹介」

15:10-15:35
大沼正人(北海道大学)
「食品構造工学のすすめ ~酪農 x(かける)工学」

15:35-16:00
神谷 哲(長瀬産業株式会社)
「食品粉体タブレットの硬化メカニズムについて ~次世代放射光設備への期待~」

(休憩:16:00-16:10)

16:10-16:45
放射光生命農学センターの活動事例紹介
日高將文(農林水産物・食品全般に関する取組)
中野俊樹(水産物・水産加工品関係の取組)
宮下脩平(農産物・農産加工品関係の取組)
井元智子(広報戦略について)

16:45-16:55
総合討論

16:55-17:00
閉会宣言
白川 仁(東北大学大学院農学研究科附属放射光生命農学センター副センター長)

 

問い合わせ先:
A-Sync (東北大学農学部内): a-sync-info*grp.tohoku.ac.jp
*を@に変えてください