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専門分野 応用昆虫学 の、堀 雅敏博士へのQ&Aです。

Q1.その応用昆虫学について簡単に紹介してください。

    昆虫を研究対象とし、害虫防除や環境保全、昆虫利用などに関する基礎的・応用的研究を行う学問です。実際の防除技術、利用技術の開発・確立の他に、そのベースとなる昆虫生理学・生態学といった基礎研究も含む大変幅広い学問領域となります。私は害虫防除技術の開発を目的として、植食性昆虫と植物の相互関係を化学的側面から研究することと、光の昆虫に対する作用、特に昆虫に対する光毒性に関して研究しています。

Q2.応用昆虫学の研究者になった決め手は何ですか?

    子供のころ虫が好きで、2歳上の兄とよく虫捕りをしました。また、子供のころよく遊んでくれた親戚に昆虫学の研究者がおり、本格的な昆虫採集にも何度か連れて行ってもらったり、昆虫のことをいろいろ教えてもらったりしました。その影響があって、子供のころの夢は昆虫学者になることでした。大学に入るころは漠然と生物学の研究をしたいと考えるようになっていましたが、大学3年生になって学生実験が始まると、実験をしていて一番楽しかったのが、子供のころ好きだった昆虫を扱う実験でしたので、昆虫学研究室に入りました。修士を修了して就職した会社でも、運よく、害虫防除の研究を続けることができ、その後、大学に教員として戻り現在に至っております。

Q3.では、子供の頃になりたかった職業は何ですか?

    昆虫学者です。

Q4.ご自分を動物に例えるなら、何だと思いますか?

    クマ。最近体型が……。

Q5.ご自身にとって、1番大切な宝物(生き物でも物品でも)は何ですか?

    娘たちです。

Q6.海外での経験をお聞きします。今までに訪問したことのある国を教えてください。

    シンガポール、マレーシア、タイ、イギリス、フランス、パキスタン、ケニア、オーストラリア、韓国(本土)、韓国(済州)、中国、アメリカ合衆国(本土)、アメリカ合衆国(ハワイ)

Q7.その中で、1番気に入った国はどこですか?

    ケニア

Q8.それはどういうところでしょうか?

    キリン、ゾウ、カバ、ライオン、チーター、シマウマなど、多くの大型野生動物を大自然の中で見ることができ、そのスケールの大きさは感動の一言に尽きます。
 

Q9.おいしいな、と思った料理(食べ物)は何ですか?

    韓国済州の黒豚焼肉とトコブシの入った海鮮スープです。ハワイのガーリックシュリンプもおいしかったです。

Q10.おいしそうに見えたのに、食べたらがっかりしたものはありましたか?

    ハワイで食べたロブスターですが、ソースが私の口には合いませんでした。

Q11.海外滞在中に、再発見した日本(日本人)のよいところはありましたか?

    人については個々で違うので何とも言えませんが、良くも悪くも、日本人は細かいことまできっちりしているということでしょうか。日本のよいところ(人以外)については、食のバラエティーの多さと安全性、安全な水を手軽に飲めるということと、生活環境における衛生面の高さです。

Q12.旅行(観光)に行くなら、お薦めの国はありますか?

    ありきたりですが、遊びに行くならハワイがやはり面白いと思います。なんといっても海がきれいで、シュノーケルでも多くの種類の熱帯魚やウミガメを見ることができます。あのリゾート感も日常を忘れることができて好きです。

Q13.今、目の前にドラえもんの道具、「どこでもドア」があったら、どこに行ってみたいですか?

    100年後の東京ですかね。どんな優れた技術があるのか、どんな都市になっているのか見てみたいです。

Q14.食生活についてお聞きします。好きな料理や料理ジャンルは何ですか?

    日本食です。特にカニ料理が好きです。

Q15.子供時代には嫌いだったけれど、大人になって好きになったものはありますか?

    生ウニ、そば、筋子

Q16.また、今でも苦手なものはありますか?

    小さいころからやや苦手な食べ物はお汁粉です(食べられなくはありませんが)。大人になってから食べて、すごく嫌いなものとしては、ヤギ料理(ヤギ汁やヤギのチーズなど)と蚕の蛹です。

Q17.最後の晩餐に、是非とも食べたいものを教えてください。

    伊勢海老の刺身

Q18.今、大学生に戻れるとしたら、何をしてみたいですか?

    語学の勉強をしっかりやりたいです。

Q19.今後、研究者として、どのように過ごしていきたいですか?

    誰もが知っている生物学の常識となるような新たな知見の発見を目指し研究を進められればと思います。一般の人もビックリするような成果を出せればうれしいです。また、産学連携に力を入れ、実用化に結びつくような研究を進めたいと思っています。世界の様々な国で使ってもらえるような技術またはそのベースとなる研究成果を出せればうれしいです。いくつになってもそのような夢を追いかけながら研究したいと思います。

Q20.最後になりましたが、食の安全性とは、何だと思いますか?

    長期的に摂取しても健康を害する危険性がきわめて低いことが重要と思います。ただし、例えば農薬の開発・使用においては、安全性と生産性といったリスクとベネフィットのバランスを考えることも重要と考えます。
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