
専門分野 国際開発学 の、高篠仁奈 博士へのQ&Aです。
Q1.その国際開発学について簡単に紹介してください。
私の専門は農業経済学、開発経済学です。研究室では、アジア、開発、資源、食料、農業、政策・制度、アグリビジネスをキーワードとして、食料・資源・環境問題の解決を図るために必要な政策・制度のあり方について研究を行っています。
Q2.国際開発学の研究者になった決め手は何ですか?
研究者に「なれた」決め手は恩師です。学部生のころから貧困問題に関心があり、4年生の時に『開発のミクロ経済学』(Bardhan and Udry 著、福井・松下・不破訳)を手にし、大学院ではこの本の翻訳をされた福井清一先生の指導を受けました。恩師との出会いがなければ今の私はありません。
Q3.では、子供の頃になりたかった職業は何ですか?
スポーツ選手とか青年海外協力隊とか。いずれも体力と根性がなく向いてませんでした。
Q4.ご自分を動物に例えるなら、何だと思いますか?
Q5.最近の一番うれしかったことを教えてください。
さっき食べたラムレーズンサンドが思いのほか美味しかったです。
Q6.では、最近の失敗談を教えてください。
昨日、オンライン講義用のパワポの準備をしてる時、ちょっとあやふやな説明を録音してしまいました。後から訂正文をつけました。
Q7.海外での経験をお聞きします。今までに訪問したことのある国を教えてください。
ドイツ、スイス、イタリア、オランダ、ベルギー、フランス、イギリス、アメリカ、フィリピン、インドネシア、シンガポール、ベトナム、タイ、カンボジア、ラオス、バングラデシュ、インド、中国、台湾、カメルーン
Q9.それはどういうところでしょうか?
博士論文の調査地だったので一番なじみがあります。あったかくてぼんやりできます。
10.おいしいな、と思った料理(食べ物)は何ですか?
インドネシアのナシチャンプルは好きです。ナシ(ご飯)に甘いものや辛いもの、色々なおかずを混ぜたもの(=チャンプル)が添えられてます。
Q11.おいしそうに見えたのに、食べたらがっかりしたものはありましたか?
ココナッツミルクの入ったおかゆ。初めての調査でお腹壊したときに普通のおかゆだと思って食べたら甘くて何が起きたのかと思いました。あと、辛い物が苦手なので、間違って青唐辛子食べてしまった時の痛さと汗は忘れられない衝撃でした。
Q12.海外滞在中に、再発見した日本(日本人)のよいところはありましたか?
アジアに居れば安全と秩序と清潔さ。ヨーロッパではご飯。日本は素晴らしい。
Q13.旅行(観光)に行くなら、お薦めの国はありますか?
学生さんにはバングラデシュやインドで日本とは違う当たり前を感じて欲しいです。
Q14.今、目の前にドラえもんの道具、「どこでもドア」があったら、どこに行ってみたいですか?
オーロラの見える場所をドア越しにチラ見しつつ、オーロラが見える瞬間になったらドアを超えて見に行きたいです。ずっと外で待ってると寒そうなので。あとエベレスト山頂と宇宙ステーション。アマゾン川のパンタナールです。天然水族館と呼ばれる川でシュノーケリングがしてみたいです。
Q15.食生活についてお聞きします。好きな料理や料理ジャンルは何ですか?
Q16.子供時代には嫌いだったけれど、大人になって好きになったものはありますか?
コーヒー。オランダはどこの大学もホテルもエスプレッソマシンが置いてあって好きになりました。去年の滞在(6カ月)から帰国後、ネスプレッソを家に買いました。
Q17.また、今でも苦手なものはありますか?
ホルモン。この美味しさがわからないのは人生を損してる気がします。
Q18.最後の晩餐に、是非とも食べたいものを教えてください。
手で握ったおにぎり。からあげ。あと生ビールもあると嬉しいです。
Q19.今、1か月の休暇が取れることになりました。どのように使いますか?
状況が許せば海辺に滞在してサーフィンにチャレンジしたいです。
Q20.今後、研究者として、どのように過ごしていきたいですか?
若い方の研究を伸ばせるような指導ができる研究者になってのんびり過ごしていきたいです。
Q21.最後になりましたが、食の安全性とは、何だと思いますか?
日本では当たり前と思いがちなものですが、実は全然当たり前ではなく、大変な数の人の努力と制度、システムの上に成り立っているありがたいものだと思います。