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メンバー募集

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学部生、学振特別研究員(PD、SPD)、企業からの研究員など

研究室見学を歓迎していますので、事前に連絡ください。


活性分子動態分野は、2019年4月に全スタッフが交代した新しい研究室です。私はこれまで、製薬企業で創薬化学研究を12年間、大学でケミカルバイオロジー研究を12年間行なってきました。創薬を志向した研究をこれまで進めてきましたが、治療に加えて予防の観点からも健康寿命の延ばすことを研究の最終目的にしたいと考えています。そして、治療薬を志向した低分子創薬に対する有機化学的な新手法の開発に加えて、予防効果を志向した食品成分のメカニズム解析などにも取り組み、生体機能分子のケミカルバイオロジー研究を展開します。  (2019.4)

具体的な研究テーマ
ユビキチンプロテアソーム系を人工利用して、疾患原因タンパク質の寿命を短くする低分子の創製と活性評価

難病である神経変性疾患(アルツハイマー病など)に対する新しい治療法の探索
生体機能分子の体内動態を改善する分子設計の提案
ケミカルバイオロジー的手法による食品成分や医薬品の作用メカニズム解析
その他新しいテーマ
 
有機合成化学、創薬化学、分子細胞生物学、計算化学などの専門領域を複数活用し、各自が分子設計・有機合成・分子細胞生物実験を担当します。ライフサイエンス研究において貴重な有機化学と生物学の二刀流の研究者になりたい人、生体機能分子の分子メカニズム・類縁体合成・薬学的利用に興味のある人、新しい研究を始めたい人、ケミカルバイオロジーに将来性を感じる人、産業応用を直視した研究をしたい人、一緒に研究しませんか?

博士課程前期1年(2020年度)
9:30   登校
今日の反応1つ目をかける
洗い物をする
10:30 解析、実験ノート記入
電子ノートを使用
前の反応の解析データなどをアップロード
次に行う反応を調べ、電子ノートに記入する
12:00 食事
13:00 反応の後処理
分液、カラムクロマトグラフィー
17:00 NMR測定
17:30 NMR解析
19:00 反応をかける
オーバーナイトの反応をかける
20:00 反応の進行を確認
TLCにより反応が問題なく進行していることを確認
20:30 帰宅
 
<研究室の志望動機>
神経変性疾患の根治療に直接的に関わる研究ができること、自分で有機合成と活性評価ができることが魅力的でした。また、研究室の雰囲気が良く、のびのびと研究できると感じたため、志望しました。
<研究室志望者へ一言>
研究内容に加え、時間の使い方が自由なことも当研究室の魅力だと思います。気になった方はぜひ見学にいらしてください!
 
学部4年(2020年度)
11:00      登校
コアタイムは11:00~16:00。9:30から来ていた同期に「遅っ」と笑われた。
11:15       <有機合成>反応を仕込む
原料となる化合物を溶媒に溶かし、必要な試薬を加えてしばらく加熱しておく。
12:00      <有機合成>分子設計と合成経路の立案
いろいろな論文を参考にしながら、病原性タンパク質を分解できそうな分子を新たに設計し、その合成経路を考える。先生にも見てもらってより良い方法を練り、案がまとまったら使う試薬を発注する。
13:00      昼食
生協の購買で幕の内弁当を買って居室で食べる。この時間に買うと割引されているのでお得。
13:30      <バイオ実験>細胞溶解
前日、培養細胞に合成した化合物を与えていたので、その細胞を溶解させて細胞中のタンパク質を取り出す。後でここに含まれる病原性タンパク質の量をウェスタンブロッティングで確認する。病原性タンパク質が減少していれば嬉しい。
15:00      <バイオ実験>ウェスタンブロッティング開始
まずはSDS-PAGEを行う。
15:45      <有機合成>反応停止・後処理
SDS-PAGEの合間に、午前中に仕込んだ反応を止め、分液などの後処理を行う。
16:30      <バイオ実験>ウェスタンブロッティングの続き
タンパクを検出するための仕込みをして今日は終わり。明日結果が出るまでドキドキ。
18:00      休憩
近くのSEIYUで買ってきたお菓子をつまみながらインスタ見たりLINEしたり。
18:30      <有機合成>精製
昼過ぎに終わらせた反応の粗生成物から目的物を単離する。カラムクロマトグラフィーを自動でやってくれる装置があるので、時々様子を見つつ精製が終わるのを待つ。
20:00      <有機合成>新たな反応を仕込む
オーバーナイトで行う反応の仕込みを行い、寝ている間も反応をかけておく。
20:30      実験ノート記入とデータ整理
今日行った実験を電子実験ノートにまとめたり、集めたデータを整理したりする。
21:00      帰宅
 
〈研究室の志望動機〉
農学部で人の健康について学んでいくうちに、病気に苦しむ人を助けるための研究に携わりたいと思うようになり、この研究室を選びました。また、有機合成とバイオ実験の両方ができるので、自分で作った化合物の活性を自分の手で確かめられる点も魅力的でした。
 
〈研究室志望者へ一言〉
この研究室は設備が充実しており雰囲気もとても和やかなので、この分野に興味のある方ならきっと楽しい研究生活を過ごせると思います。私たちと一緒に研究しませんか?
 
 
学部4年(2020年度)
運動する日
9:30    登校
登校の前に30分ほどジョギング。その後に朝ごはんを食べ、自転車で片平の研究室へ。
ホワイトボードに1日の予定を記入。
10:00  前日仕込んだ反応の後処理
この日は縮合剤を用いたアミド結合形成反応の進行をTLCで確認。反応が終わっていたので後処理を行う。
別の反応を仕込む。
12:00  昼食
 購買か近所のSEIYUでお弁当を購入or持参。
13:00  化合物の精製・反応の後処理
自動分取精製装置で化合物の精製。自分でカラムクロマトグラフィーをやるよりも時短&正確に精製できるのでとても便利。
かけていた反応が終わっていたので精製。
精製したサンプルの濃縮、乾燥、秤量。
16:00  NMR・MS測定
4年生はNMRの測定が許可されていないので先輩方に測定してもらう。
MSは自分で測定できるので、すぐに結果が分かる。目的物と同定できた。
18:00  反応を仕込む・器具洗浄
翌日に向けて次の反応を仕込む。
19:00  帰宅
所属している部活(トライアスロン部)のスイム練習が夜からあるので、それに間に合うように帰宅。夜ご飯は練習後に食べる。
 
運動オフの日
9:30    登校
コアタイムは11~16時だが、いつもだいたいこの時間に登校。
ホワイトボードに1日の予定を記入。
10:00  前日仕込んだ反応の確認・勉強会に向けた勉強
前日仕込んだ反応をTLCで確認したところまだ終わっていなかったので、有機合成勉強会に向けた勉強。
12:00  昼食
この日は同期と先輩とキャンパス近くの二郎系ラーメンへ
13:00  スタッフとのディスカッション
毎週月曜日は前の週に行った実験の報告を行う(現在はオンライン)。色々とアドバイスを貰える機会。
15:00  化合物の精製・反応の後処理
仕込んだ反応が終わっていたので、後処理をして精製した。
18:00  実験データのまとめ
19:00  反応を仕込む・器具洗浄
翌日に向けて次の反応を仕込む。
20:00  帰宅
 
〈研究室の志望動機〉
自分で合成した化合物を活性評価までできるという点に魅力を感じました。また、病気の原因となるタンパク質を分解する化合物を創るという研究はやりがいがあると思い、この研究室を志望しました。
〈研究室志望者へ一言〉
有機合成もバイオ実験もやりたいという方、創薬研究に興味のある方は是非一度見学に来てください!!