生物化学コース

真核微生物機能学

研究内容

わが国の発酵産業で重要な役割を果たしている真核微生物のカビ(特に麹菌)や酵母の遺伝子資源ならびにゲノム情報をもとに、有用物質生産に関与する遺伝子発現制御やタンパク質機能を体系的に解明して、グローバルな細胞機能の理解と改変により生産性の向上を目指した基盤的かつ応用的な研究教育 を行っています。また、未知・未利用の遺伝子機能を探索・解明して、環境問題を解決するための技術開発や産業に応用するための研究教育も行っています。主な研究課題は以下の通りです。

  1. 麹菌による有用タンパク質の高生産
    • 各種有用酵素遺伝子の発現制御機構
    • mRNAの品質管理とタンパク質の選別輸送・品質管理機構
  2. 麹菌のゲノム情報を利用した有用酵素、有用タンパク質の探索
    • 未利用バイオマスの新規分解酵素
    • 糸状菌の薬剤耐性機構などに関するする研究
  3. 酵母をモデルとした栄養環境への適応機構の研究
    • 環境適応に必要な細胞内タンパク質分解機構
    • 膜輸送体の分解機構

キーワード

真核微生物、麹菌、酵母、有用物質生産、未利用バイオマス、細胞内タンパク質分解、環境適応、膜輸送体

スタッフ紹介