植物生命科学コース

森林生態学

研究内容

森林を対象とした生態学を基盤として、とくに、森林分子生態学および森林微生物生態学に関する教育研究を行っている。森林分子生態学の主なテーマとしては、世界の森林植物・絶滅危惧種などを対象として、それらの種多様性・遺伝的多様性の保全を目的とした研究などに力を入れている。森林微生物生態学の研究としては、森林微生物を対象として、それらの群集構造・分布・気候変動との関係、他生物との相互作用などを研究している。これらにより、世界・日本・地域に残された森林生物の生態と多様性を理解し、その豊かさと共生する次世代の構築を目指している。

<主な研究テーマ>

1)保全遺伝:絶滅危惧種を守るための保全遺伝学的解析

2)分子系統分類:世界の生物多様性保全のための網羅的分布調査と分子系統解析

3)集団遺伝・分子系統地理:遺伝的地域性保全のための集団ゲノミクス解析

4)次世代DNA分析技術開発:品種・混合物・古代DNA等の高精度DNA分析

5)森林微生物生態:その群集構造と機能

分野ホームページ

https://www.agri.tohoku.ac.jp/kyousei/index-j.html

キーワード

希少種、レッドデータブック、遺伝的多様性、分子系統解析、種多様性、新種、熱帯林、国際貢献、自然保護、地域固有性、遺伝的集団構造、遺伝子流動、集団分化、MIG-seq法、DNA品種識別、産地識別、DNAバーコード、古代DNA、木材腐朽菌、倒木上更新、菌類の知能

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