動物生命科学コース(応用動物科学コース)

動物生理科学

研究内容

本研究室では、反芻動物の生産性に関わる様々な生理学的な現象(代謝・内分泌・免疫)を、生体(in vivo)から、組織(ex vivo)、細胞・共生微生物(in vitro)レベルまで精査し、持続的かつ健全な家畜生産に必要な飼養管理テクノロジーの基盤構築に貢献すべく、教育・研究活動を行っています。

 

ウシ、ヒツジ、ヤギなどの反芻動物は、前胃内の微生物との共生関係を確立しており、植物の嫌気的発酵により産生される短鎖脂肪酸を主要なエネルギー源としている。当研究室では、肉とミルクなどの良質の食糧を生産する反芻動物の消化・代謝・内分泌・免疫などの諸機能の栄養生理学的な特徴を精査し、その生物学的意義を解明するための幅広い研究を体系的に行っています。現在は、肉用牛や乳牛の生産に関する1)反芻動物の代謝・内分泌ネットワーク調節因子の探索、2)離乳期における消化器系および内分泌機能の変化、3)反芻家畜のルーメン内の恒常性維持、4)乳牛における免疫代謝クロストークの解明、5)泌乳能力と乳腺組織の基礎的機序解明、などに関する研究を行っています。

これらの研究は国内外の大学、研究機関、企業などと連携して進め、基礎から得られた様々な研究成果を畜産産業への応用に繋げることを目標にしています。

分野ホームページ

https://www.agri.tohoku.ac.jp/ruminol/index-j.html

キーワード

ルミノロジー、反芻動物、肉用牛、乳牛、子牛、代謝・内分泌・免疫、ルーメン内の恒常性、肝臓代謝、脂肪代謝、乳腺機能、長命連産、周産期、離乳期、疾病予防、産肉性、メタン削減、サステナブル生産、細胞培養、イムノメタボリズム、家畜衛生学、家畜栄養生理学、DoHaD、代謝インプリンティング、センシング、生理生体情報解析

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